医は仁術、老いも仁術

ちょいと頭痛いなぁ～と思って目が覚めた。
直ぐに思い当たることは、風邪より目。
どうも家に戻ると直ぐに目の疲れをひどく感じる（笑）
パソコンのせいだなぁ～ははは・・・
これも病気の一つかもねぇ～（笑）
オツムも弱いが、目も弱い部位だった（笑）
段々いいとこなくなるねぇ～（笑）
こんなにどこもかしこも悪くなって・・・という母のボヤキを笑えない(^_^;)
そうよ、どこもかしこも無事で完璧な状態で８６歳が仕上がる訳じゃないっすよ、とワタシが常々母に言う言葉が自分に返って来るわ～あはは
で、突然、母が名言を吐く・・・
「不自由を常と思えば不足無し」とや。
ほぉ～～～っ！婆ちゃん、凄い！思わず、これはメモしないと・・・と手帳に書き込んだら、母はエラく嬉しそうにドヤ顔でニヤッ。
気持ちが良かったらしい・・・ついでに講釈もたれる・・・（笑）
フムフム・・・そそ、そ～そ・・・と、まぁ、ワタシだってそれ位はわかるどぉ～なんて思いながら聞く（笑）
後で思った・・・
あぁ・・・人生の先輩として尊敬して貰いたいとか認めて貰いたいとか・・・
とにかく、何もかにもダメになってきてる自分とか、情けない自分を褒めて貰いたいとか・・・なんだな・・・
いつも生意気な娘に一矢報いたを嬉しがる・・・っつう感じが見てとれた（笑）
この人は、いつも自分が先頭に立って旗を振り続けたい人だったなぁ・・・と反面教師で晩生の娘に育ったワタシを情けなく思ってたのかなぁ～なんて思ったりする（笑）
ええ、こう見えて、早熟だった割に、意外に晩生ですよ（笑）
アクティブな動き方が出来ない・・・今一つ、もうちっと・・・ウダウダのらりくらり・・・ハッキリ自己主張しないくせに、頑固な娘に業を煮やしていたのかもねぇ・・・なんて、あらためて覇気のある、アクティブな母だったのだったと思い至った。

いつもの主治医に尋ねたそうな・・・
「先生、な～んして　こんなにモノ・・忘れるようになったべ？」
先生答えて曰く・・・
「今忘れなくていつ忘れるの？」
母暫し思って・・・
「それは年取ったという事だすべが？」
先生答えて曰く・・・
「そうですよぉ～」
おぃぃ・・・母は呆れてムッとしてたが、ワタシは聞いてて可笑しくて可笑しくて、主治医もやるなぁ～と大笑いしたのだった。
母はやや面白くなさそうだった・・・ガッカリしたそうである（苦笑）

ま、あの先生、面白い先生よねぇ～・・・そうやって母のボケ具合を確かめている。
名医である。
医は仁術・・・老いも仁術・・・なりか・・・(^^ゞ