kyon's日誌

つれづれに・・・

風呂雑記

2013年05月10日 | 日記
お天道様が照らす一日は、何だか心愉し。
空が青くて晴れる。気分もどこかしら浮き立つ。
活動したい意欲が高まる。
私には、お天気であるのは心身共にとてもとても好いことの一つだな~。

数年前に今ぐらいの時期に鬱か、自分?ってぇ時があった。

冬から春に掛けて、何でも億劫になってさ、とにかく風呂に入るのも面倒な訳。
確かにね、毎日入らなくても死にはしないさ。
風呂に入れずに死んだという人は聞いた事が無い(笑)
草原でテント暮らしの人々には水が大切。砂漠の民にも水は貴重品。
風呂なんて贅沢。そ、大事な事は死にはしないということ(笑)

な~に、今日は止めとこ・・・それが続いた。
元々汗っかきで無い体質、下着さえ毎日換えてりゃ体臭で人を不快にさせることもないみたいだし、人にも毎日会わないし。居るのは家族だけだし。
あぁ~~自分、すっげぇ~きたねぇ~かもぉ~・・・ちょっと気持ちワル~ぃかなぁ~
確かに自分の中ではそんな風に嫌悪したりもする。

けれど、子供の頃には自宅に風呂付きという家はあまり無かった。
あっても毎日入るような時代でも無かったように思う。
その代わり、大きな湯船の「銭湯」というものがあってさ、それ自体最近は見かけないが・・・
お風呂屋さんに行く・・・というのが庶民の普通の楽しみで・・・。

番台と呼ばれる少し高い台座に風呂代金や男女別の様子を監視しているオバちゃんが居たりして、
毎日通う人の顔はちゃんと覚えてて、今日は混んでるとか空いてる、
寒いねとか、パンツ忘れんなよ~とか、まぁ、下世話な内緒話も世間話も気兼ねなく。
オバちゃんは時々居眠りしたり、小さなTVを夢中になって見ていたり・・・(笑)
あれ、不思議だったなぁ~
オバちゃんからは男湯も女湯もちゃんと見渡せる。
ロッカーみたいなのに着替えを置く事も出来るが、大抵は竹籠のようなものにバサッと着替えを入れてバスタオルなんぞを被せたまま。
間違って人様のものを・・・ってぇ輩がいないか目を光らせ、貴重品を預かり、不都合に対応するお役目。
しかし、男湯の方もちゃんと見えるはずだから、
しげしげと見てる訳でもないだろうが、恥ずかしくないかなぁ~?素朴な疑問だった(笑)
けど、そんな下世話な想像はもう、大らかに凌駕してたんだろうね。
ほほ・・・慣れは怖い。(笑)
医者が女性の胸に聴診器を当てて診察する時ってどうよ・・・なんてのも考える方がHだし(笑)
そういう恥ずかしいかもしれないが、
普通感覚で受け止められて当たり前~という事は意外に多い。

少し前に「テルマエロマエ」という、漫画が原作の映画が流行った。
私もTVのロードショ-で見た。
あの昭和の銭湯みたいな風景は妙に懐かしかった。
ストーリー自体は面白いとは思えなかったし、やっぱり漫画っぽい発想だなぁ~と思ったけど。

江戸時代の風呂、ギリシャの風呂、これもやっぱり文化だねぇ。
社交場としても役目をもっていただろうしね。
自宅風呂は誰にも邪魔なんかされない。
お気楽だし、自由だし、勝手に孤独にもなれるし鼻歌交じりで楽しめもする。
温度も調節出来るしシャワーも使える。
足も伸ばせるから、ああ~いい風呂だ・・・なんて優雅に自分を取り戻せたりもする・・・気になれる。
けれど、色々な話声が高い天井に響いて聞こえてきたりする銭湯の雑踏的な世界も捨てがたい。
妙に恋しい。懐かしい。

あ、朝のいい天気からトンだ風呂談義になってしもた・・・
やれやれ、長湯は嫌われる・・・(笑)
コメント (4)
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