花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

こども心は秋の空。

2016-12-06 22:57:24 | 七五三
早いもので、12月に入ってしまいました~
今年も残り3週間ちょっと。
年々、日々の経過が速くなっているように感じます。(年なんですかね~

七五三のピークはようやく過ぎましたが、ご予約はまだまだ続いております。
今年度最後の七五三は12/23。仕事納めは12/25、そのあとはお疲れ様旅行です・・・

さてさて、色々なことが起こる七五三
毎回お客様にアンケートをお配りして、いろいろな意見をいただいております

あるお客様のアンケートに

「お仕度が予定よりかなり早く終わってしまって、その後子供が脱ぎたいと泣いて困りました

という内容の物がございました

ふむふむふむ・・・七五三あるあるですね
着付けてすぐに

「脱ぎたい~~~~

と言って、思いっきり着物を脱ごうとするお子様はいらっしゃいます。
私も過去に、ママ友の7才のお嬢様に着付けたところ、神社までの車の中で

「暑い、きつい~

と怒って、到着までの間に脱ぎ捨てられた経験があります
その時はママ友という事もあり、付き添ったのが幸いして、神社で着付け直すことができましたが・・

とはいうものの・・・・仕上げ時間きっちりに仕上げるのはなかなか難しいのが現実。
七五三はお子様が相手ということもあり、余裕をもった仕上げ時間を設定してあります
お母様たちからも「早く仕上がってよかった」というお声が殆どですね

もし、時間ぴったりに仕上げるには、途中で時間調整を行わなければなりません。

「こども心は秋の空」

お仕度の1-2時間の間に、お子様の機嫌はめまぐるしく変わっていきます。
さっきまでノリノリだったお子様が、いざ着付けるときに

「着たくないっっっっ」なんて事も多々あるんです

時間調整をしてしまうことで、お子様の機嫌が悪くなり、逆に仕上げ時間が遅くなってしまうというケースも十分考えられます。
という事を考慮すると、時間をコントロールするのは難しく、お子様のご機嫌が良いうちに仕上げてしまうのが一番と考えています

とはいっても、その後の出発時間までに脱ぎたがれてしまうのは困ってしまいますね

そこで、いくつか対策を考えてみました。


 お仕度が終わったら少し早めでも出発してしまう
お子様は家にいると暇を持て余して着物が苦しく感じてしまうので、気分転換に早め出発して神社でお写真を撮ったり少しお散歩をして気を紛らわせましょう。

 とっておきのご褒美を用意しておく
まだ見ていない新しいDVDやおもちゃを事前に用意して、出発時間までに集中してもらう手もあります。
ただ、集中しすぎて手放せなくなることも考えられるので、注意が必要です。

 お子様と事前にお約束をする
前日までに、着物を試着したり、草履の練習をして、当日の流れについてきちんと教えておくのは大事です。
お着物を着たらお出かけするからね。と楽しいスケジュールについてお子様に伝えておきましょう。


お子様が主役ですので、なかなか親の希望通りに進まないのが七五三です
親の方がイライラしてしまうと、お子様にも伝わってしまいますので、事前対策をしっかり考え余裕をもって当日を迎えられるとよいですね

本日のお写真は可愛い姉妹の七五三です
妹ちゃんのご機嫌が悪かったので心配していたら、なんとお姉ちゃんが先にヘアをしたのが嫌だったようでした
お自分の時にはニッコニコ笑顔になってホッとしました。
2人揃っての日本髪がとーーーっても可愛かったです
コメント
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