花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

耐久性テスト???

2012-10-25 17:23:04 | 七五三
出張着付けのお仕事を始めるきっかけとなったビジネスパートナーの出張こども撮影のainokoさん
7年前に彼女が私に声をかけてくれなかったら、きっとこの仕事はしていなかったですね~
まさに運命の出会い

仕事を始めたばかりの頃は着くずれが心配だったので撮影に毎回立ち会っていました(その場で直せるし・・・
でも仕事が忙しくなり、撮影付添いの疲労で体調を崩したので、数年前から立ち会いは辞める事に

先日、お客様が撮影場所に徒歩3分の距離だったので、久しぶりに撮影に立ち会う事にしました
懐かしい神社とほのぼのした七五三の撮影風景

やっぱり出張撮影っていいね~

なんて、感慨深く見ていると・・・・・

「今から着付け師泣かせの撮影やるね~」とカメラマンがにやり

もしやまさか、例のやつ

それは先日、ainokoさんのブログで見かけて血の気が引いた1枚の写真

着物姿で思いっきりジャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンプ

地面から40-50センチはジャンプしてるよね

証拠の写真→http://ameblo.jp/aiokichi/image-11375916643-12231935720.html

撮影の構図を増やすために新しく始めたジャンプのポーズらしいです。

今回は手をつないだご両親がお子様を持ち上げるパターんだったのでまだよかったのですが・・・

ジャンプは着くずれ、ヘアの崩れに直結する着付け師泣かせの動きなんです
でも・・・確かにジャンプをしている時のお子様の笑顔は最高なんですよね~

なんだか、着付け技術の耐久性を試されている感じでした
今回は大きな崩れはありませんでしたが、苦しがるお子様で紐をゆるめに着つけていたらアウトですね

どんな激しい動きにも耐えられる着付け。
出来るかな~。。。。。。。。

今日のお写真は七五三の可愛い7歳さん
しっかりと、着付けの最中に我慢強く立っていてくれたので、本当に助かりました。(帯が固くて大変だったので
ヘアはシンプルなお団子をご希望でしたが、美人さんなのでとーってもキュートな仕上がりになりました
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挑戦なくして進化なし!

2012-10-23 13:08:50 | 仕事
今日は久しぶりの模様・・・
午前中にお宮参りのお客様がいたので、天気が心配でしたがギリギリセーフでホッ
今年は週末が続きなので、お仕事もキャンセルにならずにいい感じ。
お着物の時はやっぱりお天気がいいですもんね

七五三のお申込みラッシュは一段落。先週までのすさまじいお申込みが嘘のよう
事務作業もようやく落ち着き、あとはご依頼されたお仕事をしっかりやるのみです

さて、私が好きなテレビ番組「ソロモン流」(byテレビ東京)
この番組の何がいいかって・・・マニアックな職人やアーティストに視点をあてているところが素敵
派手な演出は無いものの、それぞれの人間像がきっちり捉えられています。

そして、前回の特集はなんと「江戸小紋染師 廣瀬 雄一氏」

若いイケメン声が素敵

って、見かけだけでは無く、大正7年から続く江戸小紋染師の4代目として、江戸小紋を消失させない為に奮闘している姿が素晴らしい

「江戸小紋」って何????

と思う方もいらっしゃいますが・・・・

遠くから見た場合は無地に見えますが、近付いて見ると非常に細かい点描によって様々な柄を表現しているお着物。大変高度な染色技を駆使した染め物です。(江戸時代におしゃれを禁止された時に、目立たないけれどよく見ると凝った模様になっている事でこっそりおしゃれを楽しみたいという庶民の知恵だったそうです)
型紙をつなぎ目がわからないように染めるのにものすご~く高度な技術を用いるのです

しかし、近年の不況と着物離れで呉服業界が厳しい中、染の世界ももちろん大変な状況。
そんな中で、4代目は江戸小紋を消失させないように新しい分野へのチャレンジを行っているのです。

着物にこだわらず、ストールを染めて商品にしたり、「comment?」という新しいブランドを立ち上げ、海外向けにアピールをしたり・・・
そこには日本の伝統「江戸小紋」を継承しようとする、強い志がひしひしと感じられました。

今の現状に甘んじず、果敢に挑戦する姿は素敵です
「挑戦なくして、進化なし」(そんな言葉がぴったりですね)

この番組をみて改めて挑戦することの大切さを感じました。

さて、久しぶりのお写真です
お宮参りのお客様。
「仕上がりが上品で気に入りました~」ととても喜んでくださいました
いえいえ・・・お客様がお上品だからです
爽やかな水色の着物がお客様にぴったりですね



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付き合ってくれてありがとう♪

2012-10-18 23:20:11 | 七五三
ハッと気づくともう10月も半ば
久しぶりのブログ更新です

これだけ更新が開いたののは・・・・仕事が超超超超超ハードでした
9月中旬から七五三のお申込みの嵐、そしてお客様との連絡、そして資料作成、そして出張・・・・

体力ギリギリ、精神力で乗り切っている感じです。
まだまだ、七五三シーズンはこれから、1つ1つこなしていくのみです

さて、こんな忙しい中のブログ・・・伝えたい事があるからです

スタジオでの撮影の事
3歳の女の子はまだイヤイヤ期真っ盛り
ヘアメイクはすんなりいったものの、おばあちゃまが着付けをしようとすると「いやーーーーーーーーっ」と大抵抗
暴れまくり、逃げまくり・・・
見かねておばあちゃまに「長じゅばんと着物と被布を3枚重ねて一気に着せた方がいいですよ」とこっそりアドバイス。
(今回はヘアメイクのみのご依頼で、着付けには手を出せないので・・・)

大泣きの中、なんとか着付けたもののその後の撮影もひどいひどい
カメラマンさんやスタッフさんのいう事は全く聞かず、ドレスチェンジでも暴れる始末。

確かに大変なお嬢様でしたが、前にもブログに書いたように自己主張は個性です。
多くの3才さんで見かける姿です

ただ、今回問題だったのがお母様が怒り爆発
お子様に対してだけでなく、スタジオのスタッフさんにも対応が悪くなり、最後は挨拶もしないで帰っていったとの事

それってどうなの

七五三は撮影する事がメインではないんです。
子供の成長をお祝いする日なんです。

子供を可愛く写真に撮りたいというのは親の要望であって子供が望んでいる事ではないんです。
「私が可愛くあなたを撮って欲しく連れてきたの。付き合ってくれてありがとう

そんな気持ちでいて欲しい。
イヤイヤちゃんでもモジモジちゃんでも可愛いわが子の個性を受け止めてあげて欲しい。

もし突然知らない会場に連れていかれ、着たくない衣装に着替えさせられ、メイクをされ、「さー、舞台に上がってポーズをとって」言われてノリノリに出来る大人っていますか?(できる人ももちろんいるとは思いますが・・・

子供にとってはそんな感じだと思います。
自分の思うとおりに可愛く撮影して欲しいというのは、親のエゴなんです

子供の気持ちを大事にしてあげてください。
3歳さんなら泣いても暴れても多めに見てあげてください。

何度も繰り返しますが、七五三は「お子様の成長を祝う日」です
元気にここまで大きくなっただけでよし・・・としてあげてください

これから七五三の撮影を迎えるママ達へのお願いでした
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