花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

人それぞれ。

2013-10-15 17:02:50 | 仕事
またまた台風到来
幸い、明日の出張のお仕事は翌日に振り返られたので一安心。
ただ、スタジオの方のお仕事はさすがにキャンセルになりそうな予感・・・・
台風がとっとと通過しますように・・・・

話は変わりますが、仕事の途中で気晴らしにたま~に読むのがyahoo 知恵袋。
yahooのトップページの何気なく下の方に出ているお悩み相談&回答がとても興味深いんです。
「こんな事で悩んでるんだ~」「素晴らしい回答」なんて思いながら、人間考察

同じ相談に対して真逆の回答があったり、ただ怒っている回答があったり・・・
こんなにも考え方の違う人が世の中には存在するのね~としみじみ思ったりします

先日見たお悩み相談(というか文句

要約すると・・・

宿泊したホテルに子供のぬいぐるみを忘れた
ホテルに電話をして見つかったら着払いで送ってくれとお願いした。
その後ホテルから着払いで忘れたぬいぐるみが届いた
サービス業なので元払いで送るべき&忘れ物があったら電話位しろ&二度と泊まりたくない

というようなお話。
回答はもちろん相談者へのお叱りコメントが殆ど
自分の過失を棚上げにして、サービス業だからと言って何でも押し付けるのは大きな間違いというのが大半でした。
また、ホテル勤務者からの回答はお客様が「秘密のお泊り」の可能性もあるので、お電話はしないという内容。
へ~っっっ 確かに浮気がばれて大騒ぎになっても困りますもんね


相談者が最終的にベストアンサーに選んだのは「ホテルなら忘れ物を届けるのが当然だし、最高級のホテルは電話連絡がある。今回のホテル大した事のないホテル」

という、唯一回答者に味方をした内容のもの。自分を正当化したいから選んじゃうんでしょうね
でも、なんだかやっぱりちょっと傲慢なような気も・・・・

今回の相談内容を見ていて、ちょっと怖いと思いました。
私の仕事も ザ・サービス業

自分が当たり前のようにやっている事がお客様からみたら「えーーーーー?」って思われていたりしているのかも

世の中、十人十色、様々な考えの方がいらっしゃるので100%全員に満足してもらうのは無理だと思ってやっています。
誠心誠意、全力投球でやっても満足してもらえないのであれば、仕方がないと割り切っています

そして、仕事をしていて一番大事なのは・・・・

ずばり「ぶれない事」だと感じます

今回の内容でいえば「着払い」と決めたらどのお客様も全員「着払い」、忘れ物はお客様から連絡がなければこちらから連絡しない、と一貫性を持つことが大切かも。(もちろん、しっかり考えた上での判断なのがポイント、そして方向性に間違いがあればきちんと修正していく事も大事)

どのお客様に対しても同じように対応していても、理解のある人、無い人がいるのは当然。
理解の無いお客様とは縁がなかったのだと諦めるというのも必要なのかな・・・と思います

ただ、できる範囲内でのサービスはお客様の気持ちを動かすのに確かに大切な部分でもありますね。

以前、「神対応」を経験したことがありました

ロッテ工場のお祭りで子供の帽子を無くした時の事。
電話で確認すると「見つかりました」との事だったので取りに行くことにしました。
すると・・・・

警備員のおじさんが子供の帽子となぜか大きな紙袋を持って出てきたのです
紙袋の中にはロッテのお菓子がた~くさん

すっかりハートキャッチされちゃいました

サービス業ってぶれてはいけない部分とお客様を喜ばすサービスとの折り合いがとても大事なのかもしれませんね。
一貫した方針の中でも、お客様の気持ちを一番に考えていく事が大事大事

今日のお写真は七五三のご一家です
実はパパさんも紋付き袴の凛々しいお姿
当日、レンタルした着物に足袋が入っておらず、近くのホームセンターでも見つからず、白い5本指ソックスで対応するハプニングも
でも、家族全員で着られるお着物は華やかでとても素敵でした~
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笑えない・・・・(:_;)

2013-10-12 22:35:18 | 七五三
10月になったというのに、この暑さ
なんだったんでしょう~

七五三シーズンに突入し、毎日毎日出張での七五三のお支度に奔走しております
今年もみんなをものすご~く可愛くしてあげなきゃね

一方、スタジオでの七五三のお支度はほぼ年中無休
お子様たちのキュートな姿に毎回メロメロしております

以前、ブログでも書いた事がありますが、お子様の個性は十人十色、いやいや百人百色、千人千色
人懐っこいお子様から人見知りの激しいお子様まで様々。

そして、3歳さんはどうしても最初から最後まで緊張してがちがちになってしまうお子様も多いんです。
知らない場所に来てお写真を撮るのですから無理ないですね~

そんな中、よくお母様やおばあちゃまからかかる言葉が

「笑って~~~~


・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・ それ無理です

5歳くらいにもなると、愛想笑いが出来るくらいになってきますが、3歳さんは難しいですね~。
だって、まだまだ素直で、自分の心に正直だから、面白くないのに笑うのは高難度

特に泣いたり、嫌がったりするわけではないのに、全く笑わないお子様を見ていて気が付きました
そういうお子様は、実直で周りを冷静に観察していて、すごく自分を持っている、実はとて~もしっかり者。

こういう私も子供の頃はそういうタイプでした
今じゃあれれれ????というほど変貌しましたが
だから七五三の写真はむっつり残念顔

でも、今でこそへらへら殆ど能天気に笑っている大人になってしまいましたが、子供の頃は恐ろしいほどのしっかり者さんで母親から「しっかりし過ぎて怖かった」いまだに言われますね。
そして、観察眼が鋭いのはその頃からだったのかも・・・

さて、笑えない子を笑わすには・・・

ピンポイントで好きな話題を振る

思い切り遊ばせる

兄弟姉妹の力を借りて笑わせてもらう

ちょっぴり下品な言葉を使ってみる(お〇らとか)

「イタイ」遊びをさせる。子供って意外に残酷な遊びが大好き。人形を上から落として「イタイよ~」、人形をパンチさせて「イタイよ~」なんて事で大喜びするお子様も実は多いんです

それでも笑わなければ・・・
ズバリ・・・・・諦めましょう

だって、それが今の個性だから。笑わないけれど、ちゃーんと自分を持っている立派な個性だから。

パパもママもおばあちゃまもおじいちゃまもがっかりしないで

「うちの子は自分を持っている立派な子」と思ってあげてくださいね

さて、本日のお写真はキュートな7歳さん
3歳さんの時にもお支度させて頂いただけに、すっかりお姉ちゃんになった姿に感動~
黒い絞り模様のお着物が大人っぽくてとても素敵でした
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七五三にみる兄弟姉妹性格分析。

2013-10-01 22:36:53 | 七五三
10月に突入しました~
今年も残り3ヶ月・・・早過ぎない?????

週末はちびっこの運動会天気に恵まれたものの暑かった~
久しぶりに日焼けして、慌てて顔面パック 楽しかったけれど、さすがに疲れました

そして、いよいよ七五三シーズンも到来
9月の暑い日差しの中、子供達もママもお着物姿で撮影頑張っていました

写真スタジオではほぼ毎日お子様たちのお支度をし、秋の七五三シーズンには出張着付けでもお子様達の着付け三昧

次第に兄弟姉妹関係の性格がわかってきました。
今回の題名はなんだか「卒業論文」みたいですが・・・そこまで固い内容ではございません。あしからず
そして、あくまでも傾向で全部が当てはまるわけではありませんのでご了承くださいませ。

長男長女はおっとり慎重おせっかい

やはり、長男長女は親が気を使って育てた影響もあるのか慎重なお子さんが多いです。
そして、下の弟・妹のお世話もしているのでかなりおせっかい。下の子の着物選びにまでガンガン意見してきます。
意外とへたれちゃんが多くて着付けの紐の苦しさに弱いのも上のお子さんに多いかも
でも、けんかしても弟ちゃんや妹ちゃんに優しいところがス・テ・キ


姉妹はライバル

女子は年齢にかかわらず、ライバル意識がすごい。ヘアのお支度をしている時なんて、お互いにガン見です
「私も同じようにやりたい」願望が強いので、平等に扱ってあげないとしょんぼりしちゃう事も
主役じゃない姉妹は「羨ましい」オーラがすごいので、ちょっとだけメイクをサービスしてご機嫌upさせています。
そして、お姉ちゃんのいる妹ちゃんはお支度が一番楽なんです。なんたってお姉ちゃんという見本がいるので、「やる気」が半端ない。ノリノリでヘアも着付けもさせてくれるので楽なお子様が多いですね


一番我が強いのは・・・

ズバリ、「お兄ちゃんのいる妹」 (ちなみに私もですが・・・
「ヘアやりたくな~い」「着物きたくな~い」とグズる子が多いのもこのタイプ
スタジオで過去に2件だけ、嫌がって着せられなかった3歳さんはどちらもお兄ちゃんのいる妹ちゃん。
ただ・・・頼りないまたは手のかかるお兄ちゃんがいると真逆にしっかり者の妹ちゃんになります。
そのギャップがすごい。どちらのタイプかは・・・・兄弟関係によるところかも。


マイペースな一人っ子

世間で言われている通り、一人っ子は非常にマイペース。
おっとりしているお子さんが多いですね。それにやっぱり慎重~。
そして、一人っ子のお子さんのママは要注意
最初の子&子供に対するエネルギーが1人に集中しているのもあり、夢見るママさんがヒジョーに多いです。
特に女の子の一人っ子を持つママは、お支度に対する要望も高く困る事も・・・
3歳で髪の量が少ないのに「大人っぽい髪型がいい」なんてママもいて、驚き
子供が撮影を嫌がって、ひどくがっかりしたり不機嫌になるのも一人っ子ママに多いですね。


3番目は甘えん坊

少子化とはいえ、3人兄弟・姉妹はよくお見かけします。
そして、やっぱり3番目はどこの家も甘えん坊
ママもパパも3番目のお子さんが可愛くて仕方がない様子。
「3番目は一番要領がいい」というのは、どこのママさんも言ってます。


実はしっかり者の中間子

真ん中の子は淡々とお支度をさせてくれるので、とても楽ちん。
上の子に鍛えられ、下の子にママパパを取られるので、自然と自立心が生まれるのかも
だからこそ、主役の時は特別に注目してあげないと・・・ね。


あくまでも、私の独断と偏見による分析です
皆さんのお子様たちはいかがでしょうか?

さて、今日のお写真は七五三のご家族です。
お姉ちゃんがお宮参りの時からのお付き合い
姉妹なので、もちろん二人ともノリノリでとても賑やかなお支度となりました
古典的なお着物にはやっぱり日本髪ですね
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