花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

怒る脳。

2013-07-30 11:20:33 | 仕事
7月もあと少し・・・・
今年の夏はかなりキャバクラってます

も・・・・・

もちろん、着付けですよ~

「私たちがキャバクラにいても清掃のおばちゃんにしか見えないよね~」とスタッフさんと笑って話してます

先週は今流行りのガールズバー、昨日は大きなキャバクラさんの40名の着付け

これだけたくさんの女の子がいると、個性も様々

人当りの良い爽やか女子から、けだるい感じのまったり女子。仕上がりに対するこだわりの強さも全然違いますね。
美意識が強い女の子は襟の抜きから帯結びまで指定してきます

一方で、スタジオのお仕事では数えきれないほどのお子様も見ていますが、もちろんこちらも多種多様
お子様も大人女子に負けず劣らずなかなか個性的です

素直で愛されキャラの子からちょっぴりひねたわがままっ子、超頑固ちゃんに自由人。
3歳にして、すでに個性が確立されているから驚きです

この個性の違い・・・・毎回大変興味深く観察しています。
大人しい両親なのに超暴れん坊のお子様、逆におしゃべりなご両親なのに無口なお子様なんか見ていると、どうも親の育て方というよりも生まれながらの個性がすごく強いのでは・・・とすごく感じます


先日(かなり前ですが)見ていた、さんまさんの「ほんまでっかTV」での内容

ゲストはヴァイオリニストの高島ちさ子さん。
彼女は「怒りキャラ」でかなり有名ですが、日頃からすぐに頭にきて暴言を吐いてしまうようです

「そんな事でいちいち怒ってるの??????」というほど、怒りの沸点温度が低い

そして、専門家が分析をしているうちにある事がわかったきたんです。

高島さんはどうしても「怒り」が抑えられず、自分自身が疲弊してしまうという話でした。
それは「怒る」という衝動は彼女の「脳」の機能からきているという事

納得~

短気というのも、背が大きい、髪が多い、鼻が低い、声が高い・・・というように生まれ持った自分ではどうしようもない個性の一つなんですね

性格ってどうしても「心」の部分だと思われがちで、わがままだったり短気だったりすると「育ちが悪い」「性格が悪い」と片付けられがちですが、「心」=「脳」だと考えるとそう簡単に決めつけてしまうのはいけない事のように感じました。

多分「社会で生きやすい脳」と「生きにくい脳」の人がいるのだと思います。
短気でわがままな人は、それを克服するのに、生まれながらに「生きやすい脳」の人の何倍も何倍もハードルが高く大変なのかもしれません

私自身は日常生活で怒る事が殆どないので、「生きやすい脳」なのかな~と・・・

そう考えると、ちょっと手のかかるお子さんがいても、「この子は脳の指令が抑えられないんだわ」と冷静に分析し、対応できそうです
そして、どうしたら脳からの分泌を抑制し、その衝動を小さくできるか・・・深く考えながら仕事をして行こうと思いました

人間って本当に不思議。
だからとーっても魅力的なのかもしれませんね

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主流と傍流。

2013-07-24 17:45:14 | 着付け技術
ちびっこの学校も今日で1学期が終了~
巷は先週終業式だったのに、うちの地域はなぜか今日が終業式
地域によって違うんですね~

今年は役員を引き受けたので、学期末はベルマーク集計やら給食着点検やらでちょくちょく学校に通ってます
フリーで働いているから調整ができるけれど、フルタイムで働いているママ達は大変だろうな~とつくづく思います
でも・・・役員のお仕事って意外と楽しい
働いていなかったらもっと参加しちゃっているかも

さて、7月は着付けのオフシーズン
時間に余裕があるので、先日流派の違う着付け教室に参加してきました~

基本的な話になりますが、着付けって学校や先生によって全然違うんですよ
いわゆる流派ですね。
その着付け教室でも「そんな所に????」というような場所にタックを取っていたり、帯の手先が逆向きだったり・・・・

書店に置いてある着付け本なんか比べると、その違いがとてもよくわかります
でも、正解、不正解は無いんですね。
綺麗で着崩れず苦しくなければOKって私は考えています。

ただ、着付けの中でも主流があるのは確かです。
そして、どんなに綺麗でも主流から離れた着付けをしていると、少々問題が発生します

私が一番最初に着付けを習ったのは昔芸能界でバリバリお仕事をしていた個人の先生。
とても綺麗で楽な着付けをされる先生でした
ただ、使用する小物の数が通常より少なく、着付け方も少し変わった部分がありました。

その着付けしか知らない私が、このお仕事を始めたばかりの時に行った成人式での事
他の着付け師さんが私の着付けを不思議そうな顔で見ていたのでした
「不思議な着付け方ね???」

最初に合流した時から挨拶もしてくれず、感じの悪いオーラがビンビンだったのですがキタキタキタ~
仕上がりは悪くなかった(と思う・・・)のでその後、何か言われる事はありませんでしたが・・・

それ以外でも、少し着付けを知っているお客様から
「そこで紐は使わないのね」と、何となく心配そうな視線を感じたり

そんな経験から、やはり「主流」を知ることが大事だと感じ、別の着付け教室に通い出したのでした
(最初の先生が引退してしまったのもありますが・・・)

今ではすっかり主流の着付けが定着した(と思う・・・)ので、どこに行っても視線が気になる事が無くなりました
私自身は傍流でも全然かまわないと思うのですが、変わった着付けで「お客様を不安にさせる」という点ではやはりダメだと感じます

主流の着付けを理解した上で、場面場面で必要に応じて傍流の着付けを取り入れるのが最善なのかもしれません。
今回、講習会に参加してとても勉強になりました
やはり、勉強し続ける事って大事なんですね
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夏の袷。

2013-07-21 23:33:45 | 着物
本日はお宮参りのお客様の着付けに行って参りました
お着物は袷(あわせ:縮緬や綸子素材で裏地が付いている10-5月に着用するお着物の事です)。

夏のお着物と言えば紗や絽の透けた素材のお着物に夏用の襦袢・帯・小物を合わせるのが正式な着方なのですが、夏着物をお持ちのお客様はほんのわずか。
真夏の7-8月しか着る事の出来ない夏着物は贅沢品ですもの~
結婚式やお子様のイベントのお客様の殆どは真夏でも袷のお着物を着られていますね

よく真夏にご依頼のお客様から「袷のお着物しかないんですが・・・」

とのご質問を受けますが、そういう場合はいつもこうお答えしています

「結婚式や七五三の前撮りやお宮参りなどの写真撮影では袷の着物でも大丈夫です

なぜなら、お写真では透けた素材の夏着物より袷の着物の方が写りがいいんです
また、ご自宅から式場まで車で移動すれば暑さも気にならないですね。
実際、ホテルや式場、写真撮影のスタジオではほとんどのお客様が夏でも袷のお着物を着られています


ただ・・・

格式を重んじるお茶会や外での移動の多い観劇やお出かけはさすがに夏着物をお勧めしています。
袷の着物での移動は恐ろしいほどの暑さで、さすがに厳しいと思います

夏に袷の着物を着た時の注意点は

着付け時にはクーラーで部屋をガンガンに冷やす(暑い部屋だと着物を着付けていくうちにどんどん暑くなり汗だくになってしまうので・・・省エネなのにすいません・・・

移動はできるだけ車を利用する(外を歩くのは最小限にしましょう)

汗をかいた場合、着用後の長襦袢は必ず洗いに出しましょう。(着物は着用後の状況をみて判断しましょう)
特に半襟は汗で汚れている場合がありますので、そのまま放置しないように気を付けてくださいね。(黄ばんでしまいます)

さて、本日のお写真は結婚パーティに出席されるご新婦様
お着物はアンティーク専門のレンタル会社さんからお借りしたそうです。
さすがにかなり古いお着物でしたが、柄やデザインはとーっても素敵なものでした
そして何より、ご新婦様の可愛らしい事ったら(娘にした~い
後日ご連絡があり、とても素敵なお式になったとの事で嬉しい限りです
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やってしまった(@_@)

2013-07-14 17:59:37 | 仕事
毎日暑いですね~
夜も寝苦しい、寝起きも悪い
そして・・・・昨日はとうとうやってしまいました


朝寝坊


目を覚ますと、なーーーーーんとなく微妙に寝過ぎた感じが・・・
時計を見ると、恐ろしい事に出発予定時間

仕事を始めて以来、どんなに忙しくてもどんなに朝早くても絶対に寝坊なんてした事がなかったのですが・・・
昨日は仕事場所が割と近く、ご訪問時間もそれほど早くなかったので気持ちに油断があったのかも
そして、いつもは目覚まし代わりの携帯をベット脇においておくのが、昨日に限って充電機に置きっぱなしで遠い場所にあったのも原因。

夢では数えきれないほど、朝寝坊して焦っている場面を見て来ましたが、実際起こるというのは恐怖です

多分、寿命が3日間は縮んだほどの焦り
仕事の準備は必ず前日に済ませておく日常の几帳面さが幸いし、ヘアとメイクを猛スピードで仕上げて5分で出発

大急ぎで駅に向かって、予定より1本次の電車になってしまったものの、余裕をもってに到着できそう

ところが・・・・

人って気持ちが焦っているとありえないミスをしでかすらしい
乗り換えの時に逆方向の電車に乗ってしまいました

絶対絶命危機一髪

次の駅ですぐに向いのホームに来た電車に乗り換え予定時刻3分前に駅に無事に到着~

それはそれは、ハラハラドキドキスリリング~

なぜ、こんなにも朝寝坊した上、乗り換えミスもあったのに予定時間に到着できたのか????
それは、30分余裕をもって出発時間を設定しているからです。
出張のお仕事の場合、電車の遅れが一番の心配要因なので、常に多めに時間をとっていた事が、今回危機回避できた大きな理由でした

時間に余裕を持って仕事を考えていく大切さを今回改めて感じました。
そして、油断大敵。
常に緊張感を持って仕事に臨んでいかないと、こういう事になると反省させられた1件となりました
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今の自分。

2013-07-09 23:20:26 | 仕事
7月に突入~
今年ももう後半。早いですね~
それにしても毎日暑い暑い暑い・・・・
溶けそうですぅぅぅぅ

さて、7月に入り浴衣イベントのお仕事が続いています
毎年恒例の丸ビルの浴衣イベントの着付けも3日間無事に終了~

昨日はキャバクラさんの浴衣着付け30名ちょいのお仕事。
鳴り響く雷雨の中、着付けに来た女の子たちがびしょびしょで可哀そうでした

どちらのお支度も若い女の子達大勢のお支度で新鮮
仕事で若いお嬢様とお話をしていると、いつの間にか人生相談みたいな話になる事があります

今回もある女の子と人生相談
結婚話になった時に

女の子「つい頑張って彼の為にいろいろやる過ぎちゃうんですぅぅ」
私「頑張っちゃダメダメ~。最初にやりすぎるとそれが当たり前になっちゃうからほどほどがいいのよ~。たまには「体調が悪いからできない~」って弱い部分を出さなきゃ」

なんて、おばちゃんの腹黒いアドバイスをしたりして・・・すいません
そんな中、仕事の話になり

女の子「転職を考えているんですが、全く未知の職種なんです若くないのでどうしようかと思って

え~~~~若くないって20代なのに~

でも・・・

その気持ちってすごくよくわかるんです。私も昔そんな事言っていたかも。
今の自分って一番理解するのが難しいんですよね。(だって渦中ですもん

私自身、そんな時考えるのが10年後の自分が今の自分を見たらどう思うか。
多分、10年後の自分は

「何言ってんの、まだまだ若いんだから、思いっきりやりなさい。10年後には体力も無くなるし、健康なのかもわからないし、親の介護があるかもしれないし、世の中がどうなっているかもわからない。今やれることは一生懸命やりなさい

って言うに違いない。
今の自分は、10年後の自分からするとまだまだぺーぺー。でも体力も気力もエネルギーがまだまだあるのだと思います
チャレンジしないなんてもったいない。

なんて、話をしてみたら女の子が妙に納得していました
こんな会話の中でも何かヒントを見つけて、躊躇していたことにチャレンジしてくれたら嬉しいですね
だって、20代ってどんなに失敗したって、まだまだ未来がたくさん。
いっぱいいっぱいいっぱい経験を積んで欲しい・・・おばちゃんはそう思うのでした
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