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老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

京都を舞台にした、赤穂義士と「葉隠」の山本常朝のニアミス

2020年06月16日 | 江戸時代の京都

冒頭・上段の写真は、

某書店の書棚に並んだ

( 晩年京都に仕事場をもって執筆に励んだ )

葉室麟さんの京都エッセイ、

「古都再見」 。

そして、下段は

その「古都再見」に収録された随筆

「赤穂浪士と葉隠」 の冒頭部分。

この「赤穂浪士と葉隠」というエッセイは、

「葉隠」の山本常朝が佐賀藩の京都役として

京都で暮らしていたのと同じ時期、

後に赤穂義士の一人となる

小野寺十内も

播州赤穂藩の京都留守居役として

京都にいて

両者ともに当時の京都で

和歌の頂点を極めていた三条西家(周辺)に

出入りしていたから

二人はニアミスしていたかもしれない、、、、

という、ある意味たわいない

歴史小説家の白日夢(想像)を

綴ったもの。

この「赤穂浪士と葉隠」もそうだが、

この「古都再見」に収録されている随筆はすべて

さすがにプロの歴史小説家の書いたものだけあって

通り一遍の京都の歴史本には書かれていないことばかり。

歴史小説家の想像力の翔ばし方、、、、、

のようなものが垣間見れる

なかなか面白い本ですよ !

下は、その「古都再見」 。

以下は、その内容紹介。

「 幕が下りるその前に見るべきものは、

やはり見ておきたい

歴史作家は故郷を離れ、

古都・京都に仕事場を構えた―。

先斗町のウオッカバーで津田三蔵の幻を追い、

西本願寺の“司馬さんのソファ”に新撰組の気配を感じ、

四条河原町のレトロな喫茶店

で本能寺の変に思いを馳せる。

現代人の失くした信念、一途、

そして命の尊さを描き続けた著者が遺した、

軽妙洒脱、千思万考、珠玉の随筆68篇。

著者略歴

葉室麟

1951-2017。北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、

地方紙記者などを経て

2005(平成17)年『乾山晩愁』で歴史文学賞を受賞し、

作家デビュー。

’07年『銀漢の賦』で松本清張賞を、

’12年『蜩ノ記』で直木賞を、

’16年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で司馬遼太郎賞を受賞。

「地方の視点から歴史を描く」を信条に、

精力的に作品を執筆した作品多数。

『蜩ノ記』『散り椿』は映画化された  」

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