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今日(15日)の午後、
家内と神保町に出かける。
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冒頭の写真は、午後1時過ぎの神保町の風景。
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大金持ちも驚いた105円という大金 価格:¥ 1,155(税込) 発売日:2009-05 |
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還暦を控えながら、
常勤から非常勤に降格になり、
ローン残高4000万円をだかえ、
自己破産の危機に瀕していた、
予備校の講師の方が、
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図書館で、ふと目にした本をキッカケに、
ネットでの古書販売を始め、
軌道にのせるまでを綴った体験記。
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本のタイトルの、
「105円」というのは、
もちろん、ブックオフの百円均一コーナー。
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切実なのに、なんとなくユーモラスで、
読んでいてほのぼのとする、
なかなか面白い本ですよ !
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一箱古本市の歩きかた (光文社新書) 価格:¥ 903(税込) 発売日:2009-11-17 |
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桜の季節が終わると、GW。
京都のGWというと、
ひとによって、思い浮かべるものは様々だろうが、
古書好きにとっては、
なんといっても、
京都・岡崎の京都市勧業館・「みやこめっせ」で開かれる、
春の古本祭り。
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正式には、「春の古書大即売会」と呼ばれるもので、
広々とした展示場に、
40以上の古書店が集結している様は圧巻。
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5日まで。
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【追記】
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冒頭の「一箱古本市の歩きかた」は、
全国のブックイベントを歩いた紀行もの。
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古書好き+旅行好き、の方にオススメ !
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せどりで副業!30代ダブルワーカーの日記 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2008-12-15 |
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最近、面白い本を読んだ。
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それは、「せどりで副業」という本で、
サラリーマンをするかたわら、
ブックオフで安く買った本を、
アマゾンマーケットプレイス(アマゾンの古書部門)で転売する、
所謂「せどり」、というサイド・ビジネスをされている、
河原すみさんという方の体験記。
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サラリーマン稼業の片手間
(ブックオフでの仕込みは、週に一回月曜だけ、発送作業は毎日20分程度)
にやって、
月間10万円程度になっている、とのこと。
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リタイアすれば、時間は十分にあるハズ。
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河原さんの、3倍の時間を、
この仕事に当てることができれば、
単純計算で、月30万円くらい稼げる勘定になる。
(10倍だと、、、、フム、フム)
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京都は、幸い、古書店の多い街。
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趣味と実益を兼ねて、
毎日、
京都じゅうの古書店を回るのって、
考えただけでも、楽しくなってくる、
と思いません ?
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東京カレンダー 2010年 04月号 [雑誌] 価格:¥ 680(税込) 発売日:2010-02-22 |
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「東京カレンダー」は、
アクセス・パブリッシングという出版社、
が出している、
首都圏で販売されている雑誌。
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その4月号に、
「東京×京都 古書店という名の迷宮」
という記事があり、
東京に関する雑誌なのに、
なぜか、京都の古書店も、
詳しく紹介されている。
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しかも、しかも、しかも、
古書店でもないのに、
なぜか、
寺町通りの、
三月書房が、
見開き2ページ、店主の写真付きで、
大きく紹介されている。
(→三月書房は、一見、古書店風だが、れっきとした(?)、新刊本店)
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二重に、意味不明(クエスション)だが、
マァ、イイカ~ !
(→それだけ、東京人にとって、京都は気になる街、ということなのだろう)
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古書の聖地 (シリーズ愛書・探書・蔵書) 価格:¥ 2,940(税込) 発売日:2005-02-05 |
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私が、老後には、必ず訪れてみたいと思っている町の1つに、
ヘイ・オン・ワンがある。
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ヘイ・オン・ワンは、古書の町として知られる、英国ウェールズにある町。
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人里離れた町が、数百万冊の古書(東京の神保町に匹敵する!)で溢れている、というのだから、とにかく、驚きだ。
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冒頭に掲げた、「古書の聖地」、は、
小説家志望の若い男性が、奥さんと息子を連れ、サンフランシスコから、
この街に、移り住んで、遭遇した様々な体験を綴った本。
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ヘイ・オン・ワンが、今日のように、古書の町になったのは、
リチャード・ブースというひとが、
町おこし、として始めたのが、そもそものキッカケだったらしい。
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要するに、東京の神保町や早稲田の古書店街のように、
自然に形成された街、というのでなく、
個人の発案により、
人工的に創り上げられた町なのだ。
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ヘイ・オン・ワンの話を聞くにつけ、思うのは、
誰か、京都の郊外(大原の里?? 叡電の沿線の、たとえば、八瀬の里??)に、
ヘイ・オン・ワンのような古書の町をつくってくれないカナ~、
ということ。
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地代の安さを利用して、国中から、本を集める、、、、。
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観光地のスグ近くに(少し足を伸ばしたところに)、
小さい頃読んだ童話や偉人の伝記、学生時代に読んだ、哲学書やら、平凡パンチやらが、
すべて当時の版で見つけられる、
古書の聖地があるなら、
団塊の世代のオジサンやオバサンの「巡礼」は、
十分に、期待できると思うのだが、、、、。
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東西書肆街考 (岩波新書 黄版 87) 価格:¥ 819(税込) 発売日:1979-06 |
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経済学者の脇村義太郎さんが、
京都と東京、それぞれの古書店街の歴史、を綴った本。
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たとえば、京都の古書店街が、
江戸時代、二条城に出仕する、お役人の通勤路であった、二条通り沿いに、
形成されたのが発祥、
等々、数々のウンチクに満ち満ちた書。
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特に、京都については、今も営業中の古書店が数多く登場するので、
楽しいですよ !
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早稲田古本屋街 価格:¥ 1,890(税込) 発売日:2006-10 |
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東京で、神保町に次ぐ規模の、古書店街が、
早稲田大学のキャンパスの近く、
東京メトロの早稲田駅から、高田馬場駅まで、
早稲田通り沿いに、
延々と古書店のならぶ、早稲田古本屋街。
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お茶の水界隈から、いくつか大学が郊外に移転したせいか、
現在の神保町には、学生街の古本屋街、というイメージはないが、
(→どちらかというと、古書の卸売り市場、古書ビジネスの街、といった商業的なイメージが強い)
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早稲田古本屋街の方は、まさに、学生街の古本屋街のイメージそのもの。
(たとえば、マルクス主義や学生運動の関連の文献が、異様に揃っていたりする)
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その早稲田古本屋街の、それぞれの古書店の歴史について、
この街で古書店を営む向井透史さん、という方が綴ったのが、
冒頭に掲げた、「早稲田古本屋街」。
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早稲田古本屋日録 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2006-02 |
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なお、この向井さんには
若い二代目古書店主の視点で、
日々の業務や、この街の盛衰を綴った、
「早稲田古本屋日録」、という、著書もある。
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はじめての神保町 価格:¥ 1,100(税込) 発売日:2009-10-09 |
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神保町「二階世界」巡り及ビ其ノ他 価格:¥ 1,995(税込) 発売日:2009-10 |
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東京には、ほかの都市には絶対ないだろうな、と思う、楽しい街がいくつかある。
神保町は、その最たるものの1つ。
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その圧倒的な書籍の集積は圧巻で、
一度、本好きが、この街に迷いこんだら、抜け出すのは容易ではない。
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それほど、この街には、たくさんの古書店が集まっているのだ。
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珈琲を飲みながら、
買った本を、パラパラと眺めるレトロ喫茶にも、ことかかない。
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そんな神保町の魅力を紹介する本は後をたたないが、
この秋も、二冊出版された。
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飛鳥新社の「はじめての神保町」と、平凡社の「神保町・二階世界巡り」。
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「神保町・二階世界巡り」の著者は、この本のなかで、「東京依存症」という言葉を使っている。
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私は、自分自身を、「東京依存症」とは決して思わないが、
「神保町依存症」に陥っているのは、間違いなさそうだ。
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古書店ネタが続いて恐縮なのだが、
古本屋のオヤジを主人公にしたミステリーで、
世界的なベストセラーを続けているシリーズがある。
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ジョン・ダニングという作家の、
クリフものと呼ばれるものがそれで、
第一作目は、本邦訳のタイトルでは、「死の蔵書」。
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死の蔵書 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 価格:¥ 840(税込) 発売日:1996-03 |
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十セントの古本の山から、数百ドルの値打ちのある本を探し出す、
日本で「せどり」と呼ばれる、世界が描かれている、
というので、読み始めたのだが、
読み始めると止まらなくなり、
「幻の特装本」(第二作目)、
「失われし書庫」(第三作目)、
「災いの古書」(第四作目)、と一気に読まされてしまった。
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幻の特装本 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 価格:¥ 924(税込) 発売日:1997-09 |
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失われし書庫 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 価格:¥ 945(税込) 発売日:2004-12 |
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災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 価格:¥ 945(税込) 発売日:2007-07 |
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この本の表紙には、
「すべての本好きに捧げるネロ・ウルフ賞受賞作」とあるが、
作者のジョン・ダニング自身、古書店を経営している、
というだけあって、
古書業界の内幕や愛書家の執念などが、
実にリアルに、そして、見事に描かれている。
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テンポも速く、本格ミステリーとしても読め、とにかく、面白いですよ !
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老後、というか、引退後の仕事として、意外と人気があるのが、古書店経営。
本が売れなくなったご時世、何を考えているのだ、と周囲の方は思うかもしれないが、当人はどこ吹く風。
特に、テナント料といった固定費のリスクのない(→自宅でできる)、インターネット古書店の開業は増え続けているらしい。
老後は(京都で?)、インターネット古書店でも、と漠然とお考えの方にオススメなのが、北尾トロさんの、「ぼくはオンライン古本屋のおやじさん」。
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ぼくはオンライン古本屋のおやじさん (ちくま文庫) 価格:¥ 819(税込) 発売日:2005-02-09 |
北尾さんは、ライター稼業をされながら、杉並北尾堂という古書店を経営されている方。
この本には、古物商の許可をとる段階から、開業後の月々の売り上げや経費やシステム・トラブルへの対応などインターネット古書店開業に伴う、日々の出来事がリアルタイムで綴られており、興味が尽きない。
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ぼくはオンライン古本屋のおやじさん 価格:¥ 1,365(税込) 発売日:2000-10 |
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ヘンな本あります―ぼくはオンライン古本屋のおやじさん2 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2003-05-07 |
ブティックの街、のイメージが強い表参道だがら、古本屋などあるわけがない、と思っておられる方が多い。
確かに、三丁目の夕日的イメージの強い古本屋は、欧州一流ブランドの華麗なショーウィンドウと、ヴィジュアル的に、そぐわない。
しかし、この界隈に、古書店が全くないわけではない。
根津美術館の前のビルには、日月堂という女性の方がやっている古書店があるし、青山学院大学の前には、巽書店と中村書店という、老舗の古書店が今も、営業を続けている。
巽書店は、歴史関係の専門書が充実しており、吉川弘文館の本がズラリと並んでいたりする。
(→神保町にも、これだけ吉川弘文館の本が揃っているところは少ないので、不思議に思い、以前、店番をされていた店主の奥さんに尋ねたところ、国学院大学が近くにある関係とのこと)。
中村書店は、文芸関係の品揃えでは定評のある店で、先代の頃は、文学者の溜り場にもなってたという伝説の古書店。
青学で文学を教えていた或る教師が、「俺の講義を聴いてる時間があったら、中村書店に行け」と、言放ったという有名な話がある。
その表参道に、最近、新しく、古書店ができた。
オヨヨ書林という、古書のネット通販では知られたお店で、骨董通りと青山通りが出合う、T字路の近くの、青山通りに面して立つ、古いビルの2階に、オープンした。
機会があれば、これらの古書店についても、もう少し詳しくお伝えしていきたい。
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京の古本屋 (京都モザイク) 価格:¥ 1,260(税込) 発売日:2003-06 |
河原町通りと三条通りが交わる交差点の北東の角をほんの少し北に寄ったところに、京阪書房という古書店がある。
信号待ちをする間、店頭に置かれた、単行本をのせたワゴンや文庫本を入れた本棚に手を伸ばされた方も、多いと思う。
「東西書肆街考」という本にも登場する、老舗。
(→同書によると、店名の「京阪」は、もともと京都阪倉書店といっていたものの略で、近くを走る京阪電車とは無関係の由)
日本史、神道、京都関連の本が充実しており、私は、河原町三条に出た折には必ず立ち寄るようにしている。
岩波の日本思想大系などの全集ものも充実している(→内藤湖南全集など、予想外の掘り出し物が、さりげなく積まれていたりする)。