友愛の森/里山再生プロジェクト
新緑の森の草木染め
2018年春―初夏のスケジュール
茶臼原台地に広がる石井記念友愛社の森は、34ヘクタールの面積をもち、約100年前に石井十次とその仲間たちが入植、開拓し、
児童福祉の先駆的事業を行なってきた大地。この広大な森の杉を間伐し、そこに生えてくる「縄文植生」と呼ばれる植物群を
育て、一部は移植・播種して「染料・薬草・食材」として利用できる植生を回復し、里山としての機能を再生するプロジェクト
が進行しています。この春から夏へかけてこの森から得られる染料で「赤系」と「紫系」を染めます。
□4月30日(月) シャクナゲ(石楠花)で曙色を染める
◆シャクナゲは高山植物で採取禁止ですが、公園に植栽されている西洋シャクナゲの枝を頂いたので、これで染めます。
・黄色みがかった赤系の色が染まります。色の古名では「あけぼのいろ」。前回染めた布では綾神楽の衣装を作りました。
*参加費一人3000円 素材は各自持ち込み。または当方で準備したシルクストールを選んで。
・持込の場合はストール2枚程度、木綿の場合は下処理(呉汁付け)をしたもの。
(参加費は風の樹料理店のおひるごはん代を含みます) 定員10人まで。
□5月6日(日) カゴノキ(鹿子の木)で緋色系の赤、お茶の若葉で淡紫を染める
◆友愛の森に自生するカゴノキで緋色系の赤が染まります。樹の肌が小鹿のような文様を
描いている木で、ほとんど知られていない染料です。
同じ日にお茶の若葉で紫を染めます。これも知られていないけれど、この時期にだけ淡い紫が染まります。
*参加費一人3000円 素材は各自持ち込み。または当方で準備したシルクストールを
選んで。
・持込の場合はストール2枚程度、木綿の場合は下処理(呉汁付け)をしたもの。
(参加費は風の樹料理店のおひるごはん代を含みます) 定員15人まで。
□6月3日(日) ベニカナメモチ(紅要黐)で赤、月見草で紫を染める
◆垣根に植えられて春先から新緑の頃にかけて赤い葉を芽吹かせるベニカナメモチでピンクがかった赤が染まります。
この季節に花をつけるアレチマツヨイグサ(小型の月見草)は天然状態でグレイ系の紫の染まる貴重な染料植物です。
*参加費一人3000円 素材は各自持ち込み。または当方で準備したシルクストールを選んで。
・持込の場合はストール2枚程度、木綿の場合は下処理(呉汁付け)をしたもの。
(参加費は風の樹料理店のおひるごはん代を含みます) 定員15人まで。
◇いずれも要・予約。大雨など悪天候のときは順延。
◇染料となる植物は採集条件により変更になる場合があります
◇開催時間 いずれも午前10時~午後3時
主催 森の空想ミュージアム/友愛の森里山再生プロジェクト(石井記念友愛社の森)
場所 西都市穂北5248-13 tel090-5319-4167(担当・高見)
最新の画像もっと見る
最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
1999年
人気記事