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花はどこへ行った

2008年10月24日 09時21分59秒 | Movies

ドキュメンタリー映画 といってよいのでしょう、映画 花はどこへ行った を Chacha さんと観にいってきた。

 監督は 坂田雅子さんという 出身が須坂の私と同年代の方。この方の夫がグレッグ・デービスさんという写真家です。この方は ベトナム戦争に従軍し、帰国してからは 米国人からは根性が足らないと随分非難されたようです。その為 米国を離れ、世界各地をカメラを持って歩き、あるがままの姿を記録して発表してきたそうだ。その彼が 54歳ぐらいから肝臓癌を患い亡くなった。友人はこれはベトナムにおいて 枯葉剤を浴びたからではないかと言っていた。 監督の坂田さんは 夫が従軍したベトナムを訪れ、枯葉剤のために多くの障害児が生まれているが、その子供たちと一緒に生活している家族をルポ、インタビューしたのが この映画である。

 最初にジョーンバエズの歌が優しく挿入されている。私も高校生時代よく口ずさんだ曲である。

 重い障害を抱えた子供を当たり前のように介護している両親や兄弟たちが映し出されている。 当たり前と書いたが、向こうではそのようであるが、果たして日本ではどうなるのだろうか? 向うでは、両親もよく世話をしながら声をかけ、また 兄弟たちもみんな明るく、無邪気な笑顔でその子の周りで生活している。信じられない。つらさも落ち込みも感じられない。 果たして日本ではどうなるのだろうか。将来の心配が先立ち、これほど明るくおおらかには生活できないのではと思ってしまう。この障害を持った子供もほんとに家族の一員といった感じが見て取れました。

 ドキュメンタリーというのは 直接的に批判はしないのであろう。ありのままを示して、観るものがどう考え、判断するかに任すのであろう。 これが原則というのだろう。

 最後に グレッグさんの言葉で、自分の宗教、国、文化を捨てることにより中立の思考、判断が出来るのだと。 

 また坂田雅子さんの言葉で、グレッグが亡くなって、一体この宇宙のどこへ行ったのであろう? この作品が 坂田さんの心の空隙を埋めるために作られたのであろう。

 最後は 今度は PPMの歌 花はどこへ行った が流れていました。

 


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