One true thing 1998年 アメリカ映画
家族4人の幸せそうな家庭で、父親は大学教授、母親(メリルストリープ)は専業主婦、弟は大学生、そして主人公はNYで記者として頑張っている姉である。 そんな中で母親がガンの末期になりつうあるので お前にNYから戻って来て家事を手伝ってもらいたいと父親から云われる。 彼女はNYでの仕事を諦めて家事を手伝うようになる。母親は楽観的に町の仲間たちと慈善事業や、パーティーを楽しんでいる。彼女はそんな小さな世界で満足して生きている母親の生き方が最初は嫌で気に入らなかった。
やがて母親の病気が更に進行して行くのだが、父親は忙しいと言って全く手伝う様子はない。そのうち父親が不倫をしているのを知ってしまう。そんな中母親が彼女に話す。“私は家族のことは何でも知っている。長い間には我慢することも覚えた。”そして幸せそうに映っている家族の写真を見せながら“ここからもし一人が欠けたりしたら(たとえば離婚)これまでの幸せは一挙に消えてしまうのだと。”だから些細なことは我慢をするのだということなのかな。
題のOne true thing 問いのはどの様に結びつけてよいのかは分からないが、母親の家族とも町の仲間友人たちと楽しく人生を送ってゆく母親の姿が次第に主人公にも理解されて行くのが分かる。母親のメリルストリープのアカデミー賞候補になるだけの素敵な演技がひかっていたが、主人公の女性も地味ながら堅実な演技で良かった。
いやこの題は、最後母親が泣くなり墓地に埋葬したとき父親と主人公の二人の会話の中に鍵が隠されていたのかも知れない。
写真は EHT キャプテンクリスティー 真冬にもかかわらず日当たりの良い廊下で、こんなにす晴らしい花をつけてくれました。 花びらの多い大輪のピンクです。
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