マラソン チョン ユンチョル 監督
久しぶりの韓国映画です。今までは恋愛物がほとんどだったのですが今回は違いました。
ある一家の長男が 自閉症でした。小さい時には母親はその子を育てるのに自信を失い家族で行った混雑する動物園の中でその手を離したしまったのです。やっと見つけたわが子を抱いて決してもう離すまいと決心する母親。母親はこの子の為にと思いマラソンを勧めることにした。有名なマラソンコーチを訪ねてお願いもした。このように生きる母親からは やがて 夫も次男も離れていってしまう。そんな彼女の願いはこの子が自分より1日でも早く死んでくれること、とコーチに告白する。 そんな中自分がストレスの為胃潰瘍になって倒れてしまう。 自閉症の子は20歳を過ぎても治らず、自分も周囲からもそんなにしてやっても一体何が変わるのかと思いつつ病院のベッドの中でマラソンは私の押し付けであったかも知れないと後悔する。 しかし、コーチと目ざしていたマラソン大会に、息子は自分でゼッケンをつけて参加してゆく。 この話は韓国での実話にん基づいているようです。
昔、長野SO大会があり、その時我が家でも韓国のスケート選手二人のホームステイを受け入れました。 自閉症の子もいました。その時のことを思い出します。
韓国映画はてんぽがスローだといわれ、日本ではやや敬遠されがちに思われているようですが、味方を変えれば丁寧にさまざまな要素を取り込みながら、観るものに余韻を残しながら進んでゆく、印象深い作品となっているようです。言い方を変えれば日本映画は、ストーリーのスマートな展開だけで上滑りというか、後に残る印象が薄いようにも思えます。
連休は また韓国映画を探します。
写真は善光寺さんで見つけた可愛いお地蔵さん
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