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リンゴが教えてくれた事   木村秋則

2009年06月26日 06時48分10秒 | Books

 リンゴが教えてくれた事    木村秋則

 昨年の奇跡のリンゴ 以来2度目ですね。  言葉、文章にしてしまえば、さらりとなってしまうが、これを実際に生きてきたことは実は我々には想像も出来ない。しいて云えば、同じ体験をした人でなくては理解できないのだろう。 自死を決心して、というか無我の境地で足が自然に死へと向かう、この境地は言葉ではわかりそうだが、果たして実際はいかがであろうか?

 Baikinmanのいつも話す言葉、自然には何一つ無駄なものはない。

これだけ科学が進歩してきても人間は、生物を誕生させる事は出来ない。

 同じような言葉が秋山さんの口からでてくる。 自然に対して謙虚な方は、みなこのような思いを持っているのだろう。

 無農薬、無肥料を始めて9年間収穫がない。収入がないということだ。 そして、果たしてその後毎年収穫が出来るのだろうか?という不安の中、秋山さんの津軽人魂はもちろん家族の協力あってこそだろうな。  

 全てを疑ってみて、自分で確認して、納得すれば、一人でもやってゆく。

 花に優しい言葉をかけるときれいな花が咲き、ながもちすると。

 手間暇惜しむものにいいものなし。

 おもしろいことに 大根は土中で回転する。

 キュウリのヒゲが巻きつくか?巻きつくキュウリは真っ直ぐ伸びる。

 土がよくなればムシは来なくなる。バランスのとれた土壌で、農薬を投与しなければ害虫は発生しない。害虫はとりわけ未完熟堆肥を入れた作物に集まる。

 自然の野菜の葉は淡い緑色。

 土は上からつくる。

 なで腐るものと腐らないものが出てくるのでしょうか。自然のものは枯れていきます。人がつくったものは腐ってゆきます。

 すべては観察から始まる。