一昨日、夜桜を見に行って思ったが、屋台の照明が白い光のLEDもしくは、電球型蛍光灯になっていた。
昔なら裸電球だから黄色っぽい明かりだが、白い明かりに違和感を覚えます。
そして、その光が漏れて桜に当ってるけど、桜の花がきれいに見えない、というか光に映えないんです。
これ、今の自動車やバイクのヘッドライトの明かりと同様な気がしました。
そこで、ない頭で考えましたよ。
どうして桜が光に映えないのかって。
まず、植物の葉は光合成をする、花は(確か?)紫外線を反射する(昆虫は紫外線が見えるので 見られ易くして受粉させます)
今までのシールドビームやハロゲン球だと、可視光線以外の赤外線と微量の紫外線等々を出す(当然電力量大)
それに引き換え、LEDだと光の殆どが可視光線で基本赤外線も紫外線も出さない(電力量小)
夜道をLEDのヘッドライトで走ると街中は明るいが、郊外の野山の国道だと木々の葉に光が当たっても暗く感じます。
これ、木々の葉は、LEDの白い光を吸収して光合成をしてるんじゃなかろうか?
簡単にいうと、夜道で黒い服を着た人に光を当てた感じ。
街中にある物は、コンクリート等の人工物だから白い光を反射するから明るく見える。
これは、夜道で白い服を着た人に光を当てた感じ。
夜の郊外の道だと、人工物は道路や縁石のアスファルトと道路標識、ガードレールぐらいです。
特に道路標識が眩しく見えるのは、白い光を反射するように出来てるからでしょう。
確かにLEDの爆光ライトをバイクに付けると標識ばかりが反射して眩しい。
そこでLEDの色温度5~6000から3~4000に変えてやると道路標識が幾分眩しくなくなって木々の緑も見やすくなるのが経験上分ってます。
これを知らないと、白いLEDライトをどんどん爆光化してしまいます。
ルーメン数(光源の光)がいくら高くても、光の当たる対象物の明るさ(ルクス数)は、それに比例しては上がらない。
結局、白い光のLEDライトだと植物は光を吸収してしまい、きれいに見えないって事だと思います。
雑談の時間になり、隣の席の人と「色」の話になりました。
私が「そもそも色なんていう物は存在しないんですから」と言うと大層驚かれ、
「それじゃ、あなたはこの色が存在しないというのですか?」
と飲み物のラベルを指さして食いつかれました。
それ以上そのことについて議論する気になれなかったので適当に濁して
「首都高を走るとまだナトリウムランプが使われているところがあるのでそこを通ったときにそのラベルを見てください。そうすればその意味がわかりますから。ところで・・・」
と言って話題を変えました。
あの人、本気で「色」が客体(感覚とは独立して存在するもの)として存在していると思っているのかしら。虹の根元に宝物が埋まってると信じているような人なのかも知れない。お仕事大丈夫かなぁ。
「中世かよ!」と思った出来事でした。
最近、夜道ばかり走ってるのでライトの爆光化が進んだり後退したりしてました。
今回のお花見屋台の明かりもしかり、明るさと色の関係は奥が深いです。
結局、何を見たいのか?で色も明るさも決まるんだと思います。
でも、それだけじゃなくて心霊系の対策としては爆光が宜しいし悩みどころでもありました(笑)
結局、答えが見つからず、行く先々の道路に応じた明かりにしようと思ってるのが現状です。
どこぞの先生なら解析してるでしょうが、チョウやトンボ等の昆虫、トラやゾウなどの哺乳類や爬虫類、魚類等々、どんな風に見えてるんでしょうかね。
チョウは真っ暗闇みたいな景色に花だけが色付きで見えるらしいし、金魚は熱を持った物が見えるらしいです。
一度見てみたいです。
太陽光が基準になるのでしょうけれど、特に緑色系が弱いような気がします。
これは画像にすると更にはっきりわかるかな。
店内照明をLEDに変えてから、撮る場所に悩みますから。
かといって、食品売り場や写真撮影用の高演色性ランプに騙されるのもイヤかな(笑)
LEDで夜道を走ると最近痛感してます。
2か月前まで真っ白な世界を走ってたので、特にそう感じます。
それと会社でたまにZOOMでミーティングしてると、ワヤ私の顔色が悪いんです。
でも、鏡で見ると普通、間違いなくLED照明のせいだと思ってました。
だからって私の場合、高演色照明に換えるってのもね(笑)