「いい気候になってきたし、みんなでバーベキューでもやろうじゃないか!」
こんなことを職場の上司が言い出すのは、どこの会社でもよくあることです。
この場合、「みんな」と言うのは、この上司の部下や、かつての元部下のことを指します。
誰かが、「いいですね~」などと気を使って話しを合わせようものなら、
「それじゃあ、再来週あたりの土曜日か日曜日にでも段取りして。
道具はうちにもあるし、○○君も持ってるはずだから」
などと、話しはどんどん進められ、
一番の若手社員が人集めから道具の段取りまですることに。
参加者に送られてきた「開催のお知らせ」のメールの宛名を見ると、
いるわいるわ、言い出しっぺの上司の元部下の名前がずらり。
「みんな本当に参加したいんだろうか?」と不思議になります。
そして開催日の二~三日前。
幹事から、「中止のお知らせ」が送られてきました。
「都合の悪くなった人が多数出て、
参加人数が減ったので、今回は中止いたします」
なるほど、最初に誘われた時に「都合が悪い」と言って断れば、
「じゃあ、いつなら空いてる?」と言われて参加せざるをえません。
参加することにしておいて、直前に外せない用事ができたことにすれば、
行事は行われてしまうし、参加しないで済みます。
「みんな同じことを考えてたんじゃないの?」
と思うのは勘ぐりすぎでしょうか。
E-メールが普通に使われるようになってから、
簡単に、感情を悟られず、事務的に連絡ができるようになって、
こんなことが増えたような気がします。
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