くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

百年後の大型客船

2014-09-28 22:46:57 | お出かけ

横浜港で昭和と平成の大型客船、「氷川丸」と「ダイヤモンド・プリンセス」を観に行きました。

氷川丸は昭和5年(1930年)に竣工した、日本初の大型客船です。
シアトル航路用に建造されましたが、戦時中は海軍に病院船として徴用され、
3回も機雷に接触するも、奇跡的に沈没を免れました。
戦後は再び客船としてシアトル航路に復帰し、
昭和35年(1960年)までの長きにわたって活躍しました。
現在は、日本の造船技術や当時の船内インテリアを伝える貴重な産業遺産として、
横浜市指定有形文化財として、横浜港に係留・公開されています。

  
海に面した山下公園に係留されている日本郵船氷川丸。
氷川丸の船名は、埼玉県さいたま市大宮の氷川神社から名付けられたそうです。

 一等食堂

 映画で見たタイタニックの階段のよう

 一等社交室

 一等客室
一等客室はツインベッドで洗面台が附属しています。

 一等特別室(寝室)

 一等特別室(客室)
特別室は、チャップリンや秩父宮殿下も宿泊したそうです。
このほかにバスルームが附属しています。

 船長室

 操舵室から船首

 屋外デッキ

 三等船室
三等船室は二段ベッドが二つの8人部屋です。
三等船室の乗客は、一等船室のフロアとは行き来できないようになっており、
なんだか映画タイタニックを連想してしまいました。

氷川丸を見学した後、大さん橋の国際客船ターミナルへ。

 

ターミナル内の回廊を抜けて桟橋に出ると、
停泊中のダイヤモンド・プリンセスが姿を現しました。

ダイヤモンド・プリンセスは平成16年(2004年)に竣工した、英国船籍の大型客船です。
建造は三菱重工業長崎造船所。こちらもメイド・イン・ジャパンです。

近くで観ると、その巨大さに圧倒されます。
氷川丸とダイヤモンド・プリンセスを同じ角度で比較すると以下のようになります。

 
日本郵船氷川丸
全長163.3m、船幅20.12m、総トン数11.6t、船客定員289名


ダイヤモンド・プリンセス
全長290m、船幅41.5m、総トン数115.8t、
定員 乗客2674名、乗員1238名
まるで船の上に高層ホテルが乗っかっているような船です。
近くで、誰かが自分の部屋は16階なんて話していました。

こんな船で旅するなんてことは、一生ないだろうなあ。

大さん橋から眺めた赤レンガ倉庫とみなとみらい方面。

 

 

 

 

 



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