くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

もう買収されるのはやめよう!

2012-11-24 22:27:10 | 政治経済のことも考えよう
「〇〇党は、△△のみなさまに□万円の給付を実現します」

そうやって演説する政治家がいました。
そうやって政権をとった政党がありました。
こんな公約ほど、有権者をバカにした話しはありません。

法律的には選挙違反ではなくても、
こんな演説・公約は、選挙期間中に商品券の入った封筒を
有権者の家のポストに配るのと、本質的には何ら変わりません。
ただ順番が違うだけです。

それどころか、その原資の負担は、
給付を受ける有権者に強いればいいし、
財源が確保できなければ途中でやめてしまってもいい。
政治家(候補者)にとってこんなにお気楽な公約はありません。

現金のバラマキだという批判に対し、
「バラマキではなく、種(タネ)まきだ」と開き直った政治家もいました。
何を勘違いしているのでしょう。
むしろ「現金は肥料、人は種(タネ)」と言うべきです。
肥料のやり方を間違えれば、種(タネ)も苗は腐るのです。

こんな公約を掲げる政治家(候補者)を信用してはいけません。
私たちも、「もらえるものはもらっておこう」などと喜ぶべきではありません。
もっと大きなツケを払わされることになるのは、
これまでにも、何度も経験済みのはずです。

景気対策や消費増税の逆進性問題、少子化対策や年金問題も、
現金をばら撒くことでは根本的な解決にはなりません。

有能な政治家というものは、問題の本質を見極め、
制度や政策によって根本的な解決に導くものです。