机の上の片づけ具合を見れば、
仕事の力量がわかるとは、昔からよく言われることです。
しかし、意外と盲点なのがパソコンの中です。
机の上はきれいに整理していても、
パソコンの中は片付いていないという人はたくさんいます。
電子媒体は三次元的に物量が目に見えないので、
とにかく何でもかんでもとりあえず「保存」という人は多いようです。
その結果、目的の書類を探すのに時間を浪費したり、
検索をかけてもデータ量が多すぎてやたらと時間がかかったり。
上司から「あの書類あるか?」と聞かれて探すのに苦労したり、
開こうとして、砂時計が表示されたまま二人の間を長い沈黙が流れたり。
周囲は、意外とそんなところを見ています。
「よく手が止まっている」
「モニターをボーっと見ている時間が多い」
そんなふうに部下のことを愚痴る上司は案外多いものです。
仕事について考え事をして手が止まっているのか、
単にパソコンのパフォーマンスが悪くて手が止まっているのか、
はたから見ていればだいたいわかってしまいます。
「パソコンにも使われている、業務効率が悪いやつ」
そんな評価を下される前に、
机周りと同じように、不要なものはさっさと廃棄すべきです。
机周りの書類を引き出しに突っ込むように、
フォルダを作って詰め込んではいけません。