大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

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逆回転は必然か?

2016年01月13日 | 経済
世界的株安で大騒ぎだが、これは逆回転の始めだろうか。
2008年のリーマンショック後、日本や米国をはじめとした先進国はこぞって金融緩和策をとった。
大量の緩和マネーはマネーを求めている財政基盤の弱い新興国や資源国や株式市場に向かった。
いうなれば世界的なバブル化が起こった。
リーマンショック前の2005年から現在までの「NYダウ」と「日経平均」の株価指数を見てみよう。

これが「NYダウ」の推移である。
黒い部分が下落ゾーンである。


次が「日経平均」である。
「NYダウ」と違う点は、2011年の東日本大震災による下落である。


大量の緩和マネーは株式市場にも回り大天井を形成したが、マネー供給がストップすれば下がるのは必然だ。
中国経済の減速、昨年末発表した米国の利上げ、下げ止まらない原油価格、昨日も起きたISによる自爆テロ、すべての出来事には原因がある。
内なる原因であろうが外なる原因であろうが根っ子はひとつに連なるような気がする。

もし新自由主義・金融資本主義の終焉が今であるならば、苦しい状況は続くがそれも良しとしなければならないだろう。