ジラゴンノの週末

鳴沢村のジラゴンノにあるセカンドハウス(ジラハウス)での出来事を綴り、その時々の富士山の写真などを掲載しようと思います。

夢の実現に向かって(10/17)

2010-10-17 | 別荘購入まで
翌朝

もう一度、EXCELに金額を入れ直して、必要な総額を出して、預金とのバランスをみた。
その中に埋蔵金も入れた。なんとか成るんじゃないか?

「よ~し、行っちゃえ、行っちゃえ」と言う自分と、「本当に大丈夫なのか」と言う自分が
葛藤している。
当初希望していた金額よりも数十万高い。でも、もし20年間別荘を利用できると考えたら
1年分はたいしたことはない。それよりも、別荘を持つ価値や楽しみは計り知れないのではないか。
(もちろん出費もかかるけど)

「我々の夢を現実のものにしようよ」
と自分と妻を説得して、別荘を買うことに決めた。


少しもったいぶって、仲介業者のFさんには夕方、電話でその旨を伝えた。

今後の予定としては、契約は来週24日(日)にFさんの事務所で行うように調整するとの連絡があった。

子供達にも、こんな別荘に住めるのだよ とパソコンでデジカメ写真で説明したところ
「まあ、良いんじゃないの」と、先週よりは乗り気になった様子だった。

よし、とりあえず今日は軽く乾杯だ!

価格交渉決裂 でも・・・(10/16)

2010-10-16 | 別荘購入まで
尾瀬では携帯電話が使えないので、鳩待峠に戻った時に、自宅に電話をする。
妻からは、Fさんからは「もう一日待って欲しい」と言われたとのこと。

鳩待峠の駐車場で帰り支度をしていると、携帯が鳴った。Fさんからだ。

「Tさんは販売価格からは値下げしないと言っている。この金額では無理だろうか。
 決めてくれるならば、仲介手数料を?万円値引いても良い」と。

最後のワンフレーズは魅力的である。が妻はこの金額に同意してくれるだろうか?
歩き疲れを取るための立ち寄った しゃくなげの湯の露天風呂に浸かりならが
妻への説明方法を考えていた。

Fさんからの連絡がない(10/14)

2010-10-14 | 別荘購入まで
3日経つがFさんからの連絡がない。
仕方がないので、こちらから電話する。

まだTさんは思案中で、15日までに回答する と。

15日は泊まりがけで尾瀬に行っているので、連絡は自宅の方にして欲しい。
と回答。

なんとかこの金額で折り合いを付けて欲しい
と祈るばかりである。

埋蔵金発掘!(10/11)

2010-10-11 | 別荘購入まで
このまま諦めるのはもったいない。
どこかに自由になるお金は転がってないものか。
いろいろ思案をしていて、ふと気がついた。
生命保険で一部支払いが行えるものかあったような気がする。
さっそく、生命保険証書のファイルをチェックする。

あった!T生命でお金が引き出せるではないか、まさに埋蔵金発掘!

と浮かれていたら、妻から、いざというときの保険額が変わるのでは?
ちょっと心配になったが、大丈夫なようだ。
でも、妻は今後の生活も含め、このお金を別荘購入に使って良いものか
心配している。

こうしよう。物件販売価格と我々の提示価格の間の額でFさんに交渉してもらおうと。
早速電話でその旨をFさんに伝えた。

Fさんからの連絡(10/10)

2010-10-10 | 別荘購入まで
今週1週間は長かった。

Fさんからの連絡がない。どうなったのだろうか?
価格交渉決裂?他の購入者を捜しているのだろうか。

などと思っているところに携帯に電話があり
「やはりTさんはこの金額では応じられない」 と。

「わかりました。検討してみます」 と返事。

妻と相談。
もう一度、EXCELに投入した預金一覧をみて検討。
この中には、二人のへそくりも入っている。
でも売出価格では、家計から考えると購入は無理。
あ~ぁ。やはり儚い夢だったのか。がっかり。

何処かにお金は余っていないのだろうか。




Fさんから延期の連絡(10/2)

2010-10-02 | 別荘購入まで
夜、Fさんから電話があり

Tさんは金額について、まだ思案中である
家具や照明については、一切残して行かない
もうしばらく待って欲しい
と。

Tさんは「安くしますよ」と言っていたのに・・・・

at Homeのサイトを見ると、まだあの家が載っていて、販売中である。
普通なら、交渉中 とかにするのではないか。
この金額で買ってくれる別の買い主を待っているのだろうか。

書類1枚も書いている訳ではないし。
ちょっとFさんにも不信感。


仲介業者のFさんに連絡(9/29)

2010-09-29 | 別荘購入まで
日曜に会ったきり、Fさんから連絡が無い。
こちらの希望金額を聞いて、Tさんは怒ってしまったのだろうか。

Fさんの携帯に電話してみる。

Tさんは検討中で、週末まで待って欲しい とのこと。

固定資産税なんて、みみっちいこと聞かないほうが良かったなぁ

仲介業者のFさんと会う(9/26)

2010-09-26 | 別荘購入まで
朝、Fさんから電話で連絡があり、「家はどうでしたか」 と。
「とても素晴らしい家なので気に入りました。後は価格交渉とお願いしたい」と返答したら
「今日お時間があれば、会いましょう」と。

午後、新宿のホテルで妻と二人で会うことにした。

Fさんには、正直に答えた。
「物件は気に入ったが、もう少し値下げをお願いしたい」と。
 さらに、管理費や固定資産税がどれくらいなのかも教えて欲しいと頼んだ。

Fさんは、わかりましたと言って分かれた。

そう言えば、Fさんとのやり取りは電話だけで、この物件を買いたいですという申込み書も
私の住所や住所もまともに教えたことがなかった。これで本当に大丈夫なのか。


妻からのブレーキ(家計は大丈夫なのか)(9/25)

2010-09-25 | 別荘購入まで
私はこの別荘を買うことにとても乗り気だった。(ほぼ決めた!)
この金額で、このような上等な物件は今後も見つからないだろうと思うし、
高地ではないから冬でも使える、道の駅やゆらり温泉に頑張れば歩いてでも
行けるので便利である。もしからしたら定年後に定住することも可能だと思った。

ところが妻からブレーキがかかった。
子供が3人もいて、特にここ5年間が一番お金(特に教育費)が掛かる時期なのに
こんな大金を叩いてもいいのか考えるべきだと。
特に子供が私立に進んだ時のことも考えないといけない。

確かにそうだ。うちはそんなに裕福でもないのに、別荘を持つなんて家計を
考えたら本当は無理なんじゃないのか。

うちの貯金を洗いざらい集めて、いくらになるか計算した。
別荘を購入する場合の費用も計算したみた。
仲介業者でへの手数料や司法書士へのも必要だし、家具や電化製品、照明などを1から
揃えるとなると相当な金額になる。
不動産取得税や固定資産、別荘の管理などの費用も考えなければならない。

うちの財産の合計と別荘に掛かる費用の合計を見て、う~んと唸ってしまった。
教育費を考えると確かに厳しいなぁ。

でも、別荘オーナのTさんは帰り際に、「値段は安くしますよ」と言ってくれた。
この言葉に縋るしかない。

話は変わるが、夕飯の時に子供達に別荘を買うかもしれない と話したら
3人ともが、「そんなの必要ないよ」と言われてしまった。

と言うこともあり、急にテンションが下がってしまった。

でも、消してあきらめないぞ。
夜は、興奮して良く寝付けなかった。

我々が購入することにした別荘(9/25)

2010-09-25 | 別荘購入まで
9月25日にゆらり温泉の後に見に行った別荘が、我々が購入することにした別荘だ。
きっかけは、 先週、at Homeのサイトで、何気なく見ていたセンチュリーヴィラの物件で、
築年数は20年以上なのに概観が派手な色で、間取りが何も書かれていないものだった。
この派手な色合いは好きではなかったが、一応間取りがどうなっているのか気になったので、
メールをFAXで送ってもらうようにお願いした。

その後何日か経った後に、仲介業者のFさんから、FAXを送りますとの連絡があった。
実は私は仲介業者の社名すら覚えておらず、どの物件のことかしらと思ってあまり気に掛けていなかった。
送られてきたFAXを見て驚いた。HPで見るような間取り図ではなく、Fさんが手書きで書いたもので、
大まかな広さと間取りが描かれているだけであった。なんとも商売っけがない業者だなぁと思った。
25日に河口湖に行くので見せて頂きたいと電話すると、Fさんは東京にいて一緒に行けないが、
別荘のオーナーが今住んでおり、連絡をするので、直接見に行ってほしい とのことだった。
その前に何件か見ておきたいので、時間を15時に伺うことにした。

ゆらり温泉の後、15時過ぎに別荘に行った。家の前を過ぎて駐車し、家に近づいて行くと、
オーナーのTさんが手を振って迎えてくれた。
派手な色の玄関ドアをくぐって中に入ってみると、そこには別世界が広がっていた。

白い壁と太い梁がむき出しの天井、床は赤い煉瓦。ちろちろと暖炉の火が燃えている。
あれ、ここは喫茶店か?と思ったくらいだ。あたり前だけれど、カビの臭いは全くせず、
薪が燃える良い香りがする。広くて気持ちの良いLDKだ。1階はその他にトイレと洗面所、
お風呂がある。2階には2つの寝室があり、さらに急なはしごを登ってゆくとロフトがある。
広さは十二分だ。私は寝室の天井の木目の美しさに目を惹かれてしまった。



なんともこれまでの別荘は全く異なるすごい別荘だ。
リビングで紅茶をいただいた。Tさんもうちの息子と同じアメフトをやっていたということで
話が弾んだが、長居をする訳もいかず、30分ほどで引き上げた。

車に乗り込んでみたものの、我々二人は明らかに興奮状態だった。
こんな素晴らしい別荘が本当に買えるのか、買って良いのか、半信半疑だった。
気持ちを落ち着かせるために、道の駅なるさわの富士山が真正面に見える特等席に座り
コーヒーを飲んだ。


その部屋には4枚の観光用ポスターが貼ってあった。そのキャッチコピーはどれも
「週末は山梨にいます。」
このコピーが、本当に現実になるのだろうか。

いやいや、実はこれから1ヶ月が大変だったのだ。