花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

変わりゆく筑波山周辺

2011年01月12日 | 日記


国道125号線を土浦市方面から筑波山に向かって走ると、右前方に大きくえぐり取られた
山並みが見えてくる。
この尾根の山頂の一つが宝篋山で、宝篋山からさらに南に延びた尾根の先端が採石場の有る
大形山である (写真は大形山の採石場を東から写したもの)

この採石場の有る大形山の麓の市民から出された要望に基づき、現在進められているのが
「ふさとの山づくり」計画


採石により急斜面になった山腹を、少し削って緩やかな斜面にし、覆土して樹木を植樹したうえ
公園にするという計画である。(写真は国道125号線に出されている看板)
採石場を覆土して植樹するという試みは、全国でも例がないかも知れない。

この計画が完成すると、採石場は閉鎖される。

この採石場より北東の土浦市小野地区で進められているのが、朝日峠の下をトンネルで石岡市
柴内地区とを結ぶ「朝日トンネル」で、平成24年には開通する見込みである。
詳しくは「土浦土木事務所」のホームページをご覧下さい


石岡市柴内地区の工事現場、トンネルに続く道路を造っているようです。


柴内地区のトンネル工事現場、

また石岡市と桜川市を結ぶ上曾峠(うわそとうげ)もトンネル工事が進められていて、用地買収中との事

つくば市内は、大規模宅地開発が進み、平地林が軒並み姿を消している。
これによって風の通り道が変わり、東京並のヒートアイランドになるのだろうか。

大規模宅地開発は、東京の多摩ニュータウンの例に見るように、数十年先には、年寄りばかりの
姥捨て山になりかねない危険が潜んでいる。