COUPE

2005-08-24 17:19:27 | くるま
       HONDA 1300 COUPE 9S 
       
   初代シビックSB-1(72’)の以前の69年に登場。
   ということは、
   HONDAとしたら、S800、N360の次の小型乗用車となります。
   もちろんFFであります。
   が、、、なんと空冷エンジンが載ってあるんです。
   あのオヤジさんの信念たるところです。
   水冷と言ってもラジエーターも空気でで冷すのなら空冷だ!
   ○○シェのような、不細工なファンは必要ない!
   と仰ったようです・・・

   全長4140mm 全幅1495mm 全高1320mm 車重905kg 定員5名
   空冷並列4気筒SOHC 
   1.298cc 圧縮比:9.3
   110PS/7300rpm  11.5kgm/5000rpm

   タイプは2つのみ、シングルキャブの7S(セブンエス)、
   CVバタフライ型キャブレターが4連装された9S(ナインエス)。
   アルミフィン付き、オイルキャッチタンクが付いた、ドライサンプ。
   市販車でドライサンプなんて他にありません。
   シュラウドを持った一体式二重構造の強制空冷。

   と、ま~かなりの高出力となっています。
   このころの代表車でサニー1200GXがSUツインで83PSでした。
   1600DOHCのレビン・トレノのレギュラー仕様の2T-Gが110PSでした。
   
       
   メーター類がドライバー側に傾けられていて、
   「フライトコクピット」と呼ばれていた。  
    
   足回りは、かなり特徴がありました。
   その頃の国産乗用車の殆どがFR車で、
   フロントがWウイッシュボーン、リアがリーフリジットが主流でした。
   (スカGがストラット+セミトレでしたね~)
   いち早く、マクファーソン式ストラットを採用しました。
   が、リヤはリーフスプリングを反対側にクロスするようにした、
   クロスビーム式という独立懸架となっていました。
   このリアサスが、エンジンパワーについていけず、
   コーナーではとんでもない事のようだったそうです。
   サーキットでもストレートではめっぽう速く、
   かなりのじゃじゃ馬だったようです。

   マイナーチャンジで、クーペGTLとなり、
   排ガス対策で水冷1450ccで角目2灯になったりしたが、
   フェードアウトしてしまった。。。

   スタイルは、大人のクーペという感じがして、かなり良いと思う。
   25年ほど前、出入りしてたショップの従業員さんが乗ってましたが、
   車もさることながら、その方も負けないくらいの人で、、、
   インプレッションはできませんでした。
   

   
        なんで今日、この車を取り上げたかと申しますと・・・
        先日、角島に行く途中、家から1時間ほどの所で、
        中古車屋さんの駐車場で見つけたのであります。
        休みのようだったので写真を撮ってると、
        凄い形相で睨まれたので、苦笑いして去りましたが、、、
        ベンツとか置いてあって、やばそうでしたわ・・・
        人様の車を撮るときには気をつけるとします