歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

中国人民解放軍青年将校団の来日

2008-09-09 00:53:14 | Weblog
 以下、外務省プレスリリースより(平成20年9月8日)

1.9月10日(水曜日)から14日(日曜日)まで、外務省の招聘により、中国人民解放軍青年将校団15名が来日する。

2.本招聘は、昨年12月の福田康夫総理訪中及び本年5月の胡錦濤中国国家主席訪日時に行われた日中首脳会談の合意事項であり、中国の人民解放軍青年将校と日本の自衛隊若手幹部との相互訪問を通じて防衛当局間の相互理解及び相手国への理解を深めることを目的としている。

3.一行は、若年の尉官級将校を中心に編成されており、自衛隊若手幹部等との間で交流し相互理解を深めるとともに、外務省及び企業への訪問、民間有識者、文化人との懇談等を通じて広く日本社会の理解を深め、将来の日中間の友好と協力の強化に資することが期待される。


 この期間の霞ヶ関周辺は街宣車で喧しくなりそうな予感がしますね。それで人民解放軍の青年将校たちが悪い意味での日本への理解を深めてしまうと、かえって我が国の防衛戦略上マイナス効果になるのではないでしょうか。

ローカル私鉄の振興と萌え要素

2008-09-09 00:21:49 | Weblog
 一昨日、埼玉県鷲宮神社の祭事「土師祭」にて、この神社も舞台として登場するアニメ「らき☆すた」のキャラクターをデザインした神輿が、全国から集まったファンたちによって担がれ町を練り歩いたとのこと(こちら)。某巨大掲示板には「アニオタきめぇ」、「こいつら神事を何だと思ってんだ」、といったネガティブな反応が目立ちますが、空き店舗だらけになってしまった地元商店街をなんとかするため、一生懸命に振興策に取り組んだ商工会の方々は立派ですし、そこで着目した資源が萌えアニメキャラであってもそれは大いに「あり」だと思います。

 ところで、「鉄道むすめ」という、実在する鉄道会社の車掌や駅務員、車内サービススタッフなどの制服に身を包んだ美少女フィギュアシリーズが人気を呼んでおり(鉄道会社の許諾もきちんと取っている)、テレビドラマ化されてこの10月から放送されるのだそうです(こちら)。美少女に制服、それに鉄道と、オタクの心をがっちり捉える萌え要素満載だからなあ、と思ったのですが、ホームページにアップされているフィギュアの購入者の感想を見ると若い女性からもかなり支持されているようです。意外でしたが、だからこそドラマ化されるのでしょう。

 この「鉄道むすめ」、キャラクターリストを見ると銚子電鉄、和歌山電鉄、上田電鉄、一畑電車、そして三陸鉄道と、ローカル私鉄のキャラクターが目立ちます。これら多くのローカル私鉄は廃線の危機に瀕しており、存続に向けて何か策を講じなければならないという社内事情が、こうした萌えキャラクターとの提携を促したものと想像します。
 中でも力が入っていると思ったのが長野県上田市の上田電鉄です。上田市役所のホームページには別所線にのろう!というコーナーがあるのですが、役所の公式サイトとは思えないほど鉄道関連情報が大変充実しており、別所温泉駅長という設定の「鉄道むすめ」のフィギュアも詳しく紹介されています(こちら)。萌え要素は地域振興の重要なキーワードになりつつありますね。