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歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

雀対策のネットを張ろうと思ったのですが・・・

2007-09-02 23:37:55 | 自然
昨日土曜日に2週間ぶりに田んぼを訪れると、稲の穂は見事に垂れ下がっていました。いよいよこれは豊作が期待できます。
そろそろ雀に狙われてしまうので、ネットを張る作業を手伝おうと思ったのですが、連れてきた息子がすぐに飽きてしまってすっかり帰りたいモードに。他のメンバーの方々には申し訳なかったのですが、ろくにお手伝いができないまま失礼してしまいました。
やはり農作業は小さい子供連れだとダメですね。

面白山~大東岳~二口峠縦走(後編)

2007-09-01 16:42:36 | 自然
前回の面白山から大東岳を経由して二口峠までの縦走の記録の続きです。登山に関心がない方はスルーしていただいて結構です。

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2007年8月24日(金曜)快晴

 2:30頃に目が覚めてしまう。眠れないのでラジオの深夜放送を聴く。もっぱらトラック運転手向けの番組だ。早朝の時間帯になると宗教団体の番組が続く。日頃はラジオはめったに聴かないし、ましてこの時間帯の番組は山でしか聴くことはないので、結構面白かった。明るくなったところでラーメンを作って食べ、6:00に出発。
 小東峠への道は朝露に濡れた藪が覆いかぶさっており、ズボンはすぐにびしょ濡れになる。小東峠にザックを置き、空身で小東岳を往復する。小東岳山頂 (1130.2m)は見晴らしが良いが北面は藪で展望は得られない。小東峠に戻り、南へ向けて縦走を開始する。西に見える甲岩はロッククライミングのゲレンデに最適な岩場だと思う。昨日と同様、誰にも会うことの無い静かな原生林の中を歩く。石橋峠手前はかなり藪が深く、再びズボンがびしょ濡れになる。


小東峠

小東岳

甲岩

 9:00に糸岳山頂(1227.6m)に到着。果物を食べて1時間ほどのんびりする。当初の予定では神室岳まで縦走するつもりだったが、下山した後の交通機関が1日2本しか運行していないバスのみで、乗れるかどうか少々不安であったため、二口峠から沢沿いのルートを下って山寺駅に出ることにする。


二口峠

 二口峠からの下り道は当初は非常によく整備された登山道だなと感じたが、それはほんの一瞬で、沢が現れてくるととたんに荒れてくる。昭文社「山と高原地図」には「一部道悪い」とあるが、一部どころではない。台風によるがけ崩れが随所にあり、非常に歩きにくい。またルートは沢の両岸を頻繁に行き来するのだが、時折ルートを見失い、そのたびに時間を大幅にロスしてしまう。相変わらず他の登山者の姿は全く見られない。そろそろ沢沿いの道も終わりというところで大きな淵があったので、昨日と同様にフル●●になって水浴びを楽しむ。日差しが強く暑かったので今回は楽しめた。そのまま河原で昼寝してやろうかとも思ったが、虫が多いのであわてて服を着る。
 ようやく林道に出たのは13:00過ぎ。しばらく歩くと車道になり、小さな集落を通る。ここで久しぶりに他人に会う。14:10に山寺駅に到着。駅前からは芭蕉の俳句で有名な立石寺が見えるが、参詣するには長い石段を登らねばならず、その元気は残ってないのでまたの機会にする。とはいえ次の電車までは時間が30分以上残っていたので、駅前の食堂で生ビールと「板そば」を頼み、プラン終了とした。


林道に出た

集落の児童公園

山寺駅

山の上にある立石寺

 今回歩いたのは山域は、小規模ながらアップダウンが多く体力的にはしんどい上、展望もあまり得られないものの、豊かな自然が楽しめる良い山だと思った。また、1泊2日の行程で他の登山者に出会わなかったのは驚きであった。平日とはいえ世間では夏休みのところも多く、しかも天気は上々だったので、絶対に他の登山者も来ているだろうと思ったのだが全く拍子抜けであった。東京近郊であれば有名山岳には平日も「毎日が日曜日」のシニアの登山者があふれているものだが、こちらはそもそも登山人口が少ないようだ。万が一のことを考えると(ちなみにこの山域には熊が多く出る)登山者が少ないというのは怖いが、東京近郊では得られない、静かな山旅を楽しむには平日の東北の山は最高だと思う。

面白山~大東岳~二口峠縦走(前編)

2007-09-01 00:43:23 | 自然
8月23日から24日にかけて、宮城県と山形県の県境にある蔵王連峰北部を、面白山から大東岳を経由して二口峠まで単独で縦走してきました。簡単な地図はこちら
以下はその記録です(いつもとは書きぶりが違います)。なお、登山に関心がない方はスルーしていただいて結構です。

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2007年8月23日(木曜)曇りのち晴れ

 JR仙山線の面白山高原駅に8:14に到着。下車したのは私1人。山の中の無人駅だが立派な待合室がある。靴紐を締めなおしてトイレを済ませると、陸橋を渡って「かもしかコース」への入り口に向かう。


面白山高原駅

 「かもしかコース」の入り口は沢状の地形。コースの名称は「かもしか」だが、思っていたほど急坂ではない。静寂そのものの原生林の中をのんびり歩いていく。実に気持ちが良い。天童高原からの道を合わせると斜面はきつくなる。樹林帯が時折切れて目指す面白山が姿を現す。腹が減ったので早めの昼食をとる。


かもしかコース入口

静寂の原生林

面白山が近づく

もうすぐ山頂

 面白山山頂(1264.4m)には10:50に到着。風が少しあって快適。誰もいない静かな山頂。山形方面、仙台方面ともに展望が良い。


誰もいない山頂

山頂からの展望

 小休止の後、南への道をとる。目指す大東岳は遠く、そしてでかい。雲が多く弱い風も吹いているので、夏の暑い日ざしに悩むことのない、登山には快適なコンディションのはずなのだが、日頃の不摂生のためかスピードは上がらない。長左衛門平で思わず大休止。このあたりはヤマユリの群生地なのだが、ほとんど花は終わってしまっている。


山頂から南へ

大東岳は遠い

ヤマユリはもう終わり

静寂の原生林

ちょっと藪っぽい

長左衛門平


 奥新川峠を経て権現様峠の道も美しい原生林が続く。小さなアップダウンを繰り返すので少々しんどい。


静寂の原生林が続く

権現様峠は狭い

 権現様峠から大東岳までは、昭文社「山と高原地図」によると「細い水流の沢筋を歩く」とあるが、これは沢登りそのものである。標高差は450mあるが、沢筋なのでぐんぐん高度を稼ぐことができる。水が枯れると急斜面の潅木の藪となり、両手両足を使ったワイルドな山登りを堪能させられる。初心者には手ごわいだろう。


これは

沢登りそのもの

完全に藪こぎ

 大東岳山頂(1365.8m)には15:30に到着。展望は悪くないが潅木が少々邪魔をしている。仙台市民にとってはわりとポピュラーな山なのだが、ここでも誰にも会わない。2回目の昼食をとり、しばし静かな山頂を楽しんだ後、西へ下る。


大東岳山頂

 山頂直下は「弥吉ころばし」という名称が付いており、すごい急坂である。足の小指と親指にできた肉刺が痛い。道が沢沿いを通るようになると傾斜は緩み歩きやすくなる。


小屋が見えた

 今夜泊まる宿の「樋の沢避難小屋」に17:10到着。原生林に囲まれ沢に面した素敵な小屋である。東北の山の避難小屋はきれいに整備されているところが多いが、ここも例外ではない。このあたりの沢は魚影が濃いらしいので渓流釣りの拠点にも良いだろう。広い広場もあるのでテントを担いでキャンプするにも良いかもしれない。
 この日は山の中で誰にも会わなかったが、さすがに避難小屋には他の登山者や釣り人が入っているだろう、と想像していたが、ここにも誰もいない。今夜は広い小屋を1人占めである。小屋のすぐ裏には樋の沢が流れており、大きな釜を持つナメ滝が美しい。誰もいないのをいいことに、汗でぐっしょり濡れたシャツとパンツを脱ぎ、フル●●になって釜に飛び込み水浴びする。日も落ちかけてて気温も下がっていたので、水は冷たく、震えがしばらく止まらない。ちょっと無謀な行動だったが、体はさっぱりして気持ちがいい。


小屋の裏のナメ滝

 誰もいない山小屋の夜は食事を済ませてしまうとやることは何もない。寝転びながらバーボンをちびちび飲み、AMラジオをぼんやり聴き、チェイサーとして小屋の近くで汲んだ湧き水を飲む。最高の贅沢だと思う。
 本当に静かな夜だった。(続く)


私以外誰もいない小屋

山の歌と軍歌と革命歌

2007-08-19 00:02:42 | 自然
私は学生時代、ワンダーフォーゲル部で山登りをしていました。そこには変な伝統があり、きつい登りになると決まって先輩から歌を歌わせられました。当時はバブル華やかなりし頃でしたが、当時のヒット曲だとあまりにテンポが速すぎて歌うと即座にバテてしまいそうなので、70年代フォークが好まれて歌われました。中でも「なごり雪」はそれこそ何度も歌ったものです。カンカン照りの真夏の縦走路で、「なごり雪も降るときを知り・・・」と歌う姿は今から思えばシュールな光景です。しかしテンポの問題だけでなく、なんともしんみりする70年代フォークというものが登山という内省的なスポーツに結構フィットしていることも、愛唱された理由であるように思います。

もちろん、古くからの伝統的な「山の歌」も歌いました。その中に「穂高よさらば」という曲があります。

  穂高よさらば 又来る日まで
  奥穂に映える 茜雲
  返り見すれば 遠ざかる
  まぶたに残る ジャンダルム

この歌は実は何かの替え歌だとは聞いていたのですが、ネットで調べてみると元の曲は「雷撃隊出動の歌」という軍歌でした。

  母艦よさらば 撃滅の
  翼に映える 茜雲
  返り見すれば 遠ざかる
  まぶたに残る 菊の花

軍歌ですからすごい内容の歌詞です。しかし「栄冠は君に輝く」、「六甲おろし」の古関裕而が作曲したこのメロディーは名曲の雰囲気を感じます。だからこそ、替え歌の「穂高よさらば」は岳人たちに愛唱され続けているのだと思います。

また、当時のワンダーフォーゲル部は男だけの集団だったので、当然のように上品でない歌も歌われました。その中で印象に残っているのが「民衆の歌」という歌です。他大学のワンダーフォーゲル部員から教えられたのですが、こんな歌詞です。

  民衆の酒 焼酎は 安くて回りが速い
  一杯二杯と飲むうちに 早くもアル中となりぬ
  その陰に民衆の 涙あり憂いあり
  去らば去れ ビール ウイスキー 我らは焼酎を愛す

  民衆のタバコ しんせいは 安くて日持ちが悪い
  一本二本と吸ううちに 早くも肺ガンとなりぬ
  その陰に民衆の 涙あり憂いあり
  去らば去れ ハイライト ピース 我らはしんせいを愛す

  民衆の女 パンパンは 安くて(以下自粛)

当時はあまり気にならなかったのですが、これもどうも替え歌の雰囲気がするのでネットで調べてみると、元の曲は「赤旗」という革命歌だということを知りました。

  民衆の旗 赤旗は 戦士のかばねをつつむ
  しかばね固く冷えぬ間に 血潮は旗を染めぬ
  高く立て赤旗を その影に死を誓う
  卑怯者去らば去れ われらは赤旗守る (以下略)

学生時代に何気なく歌っていたものが実は軍歌だったり革命歌だったことを知り、ちょっと驚きでした。

豊作の予感

2007-08-18 21:05:17 | 自然
2週間ぶりに田んぼを訪れました。今日は久しぶりの曇り空だったので、快適に農作業を進めることが出来ました。
イモチ病は結局心配するほどでもなく、見事に稲穂が垂れている光景を見てうれしくなりました。今年は豊作になりそうです。これからは雀に食べられないようにネットを掛けていく予定です。





隣の畑では里芋が花を咲かせていました。里芋の花は初めて見ましたが、とても上品な花ですね。


ジャガイモが豊作でした

2007-07-01 21:08:14 | 自然
昨日は田んぼで草取りをしました。気が付くとあっという間に田んぼの中に雑草が生えるので、草取りは欠かせません。


草取りの最中に雨に降られましたが、水不足気味の田んぼにとっては恵みの雨。ありがたいことです。


田んぼの隣の畑ではジャガイモが大豊作でした。私もたくさんおすそ分けをいただきました。ありがたいことです。

恵みの雨

2007-06-23 17:43:08 | 自然
梅雨だというのにさっぱり雨が降らないので、今年の夏の水不足が心配です。田んぼのことも気がかりでしたが、昨日のまとまった雨はまさに恵みの雨でした。
梅雨といえばこれまではジメジメしてイヤな季節だという捉え方でしたが、田んぼに関わるようになってから、この時期の雨はありがたいものだと実感するようになりました。

田んぼの水が心配

2007-06-16 21:39:21 | 自然
先週田植えをした田んぼを見に行きました。好天ということもあって田んぼの水はまるでお風呂のお湯のような暖かさでした。しかし、今年は梅雨前線はどこに行ってしまったのでしょう。今は大丈夫ですが、これからの水不足が不安です。

田んぼの学校(そろそろ田植え)

2007-05-26 22:29:50 | 自然

今日は快晴の下、田植えの準備作業を行いました。田んぼをなるべく平面にならすため、グランド整備に使う「トンボ」のような道具を使います。鏡のような美しい田んぼの水面、という風景を作り出すのは容易なことではないと実感しました。


苗床の稲はかなり大きくなりました。そろそろ田植えです。


田んぼの近くにある大きな桑の木には食べごろの桑の実がたくさん実っていました。