お休みを頂いたので単独で日帰り登山をしてきました。長らく山から遠ざかり体力も落ちてしまっている私が、久しぶりに山登りを再開するためのリハビリ登山です。
近くて易しいところを、ということで表丹沢の鍋割山を選びました。余裕があればついでに塔ノ岳まで縦走しようかという適当な計画です。
地図はこちら。


小田急渋沢駅から大倉行きバスに乗り終点にて下車。バス停から畑の脇道をてくてく歩きます。牧歌的でいい雰囲気。


沢沿いの林道に入ります。結構これが長い。しかし明るい日差しを受けた新緑の中を歩くのは気持ちが良いので、距離の長さはあまり気になりません。


沢を渡ってようやく本格的な登山道に入ります。

植林帯は荒涼とした感じで好きになれませんね。


稜線に出ました。道は両側が深く切れ落ちているところもあるので要注意です。丹沢は、首都圏ではアクセスが容易で標高も低いので、お手軽なハイキングコースの山と考えられがちです。しかし、危険箇所が多くアップダウンも多い山域なので、特定のコース以外は初心者だけで登ることは避けた方が良いと思います。


山頂に着きました。相模湾方面の展望が良いのですが、いやーな黒い雲が出てきてしまいました。
とうとう冷たい雨が降ってきたので塔ノ岳まで縦走するのはやめて、早々に下山することにしました。まあリハビリ登山ですからあまり無理をしないということで。


鍋割山から小丸に向かう稜線で、鹿の一家にばったり出会いました。今までいろいろな山に登りましたが、山の中で間近に鹿に出会うというのは丹沢でしか経験したことがありません。丹沢はそれだけ自然が豊かだから、ということでは全く無く、単に彼らの数が増えすぎているからでしょう。
結構雨が降ってきたので、以後の写真はなしです。

最近では鹿は里にまで降りてきているらしく、登山コースの入り口にこんな看板がありました。丹沢の増えすぎた鹿は新芽や樹皮を食い荒らして森林を荒らしているだけでなく、麓の農家にも大きな被害を及ぼしているようですね。