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「のめっちょに気を付けやっせ、ほぉ」
ぼくの叔父はむかし大工だった。
うちに仕事場があって、弟子と一緒に仕事をしていたのを覚えている。
その仕事場に行くとおがくずがたくさんあって、
木の香りがしたものだ。
幼い頃に考えていた将来の夢が「大工」だったのは、
おそらく叔父の影響だったのだろう。
算数への苦手意識で夢をやめ、
叔父の仕事場もすでになくなったが、
木材と木の香り、大工道具は一つの原風景になっている。
ところで、叔父の仕事場で上記の言葉を聞いた記憶はない。
祖母の言葉を勝手に想像しているだけだ。
そもそも、“のめっちょ”の単語を聞いた覚えがない。
のめっちょ。
言葉の響きだけでは何のことかよくわからない。
実は、「棘」や「先端の尖ったもの」を意味している。
上記の言葉を訳すと、「棘に気を付けて、ほら」となる。
実際ぼくは、よく手に棘が刺さっていたのを記憶している。
木材が多かったせいか、
おみやげに“のめっちょ”をもらってきたのだ。
その、のめっちょ抜きが痛いこと、痛いこと……。
おそらく、幼い子どもの手には激痛だったのだろう。
木材は好きだったが、のめっちょは嫌いだった。
大工の夢を見なくなったのも、
もしかするとのめっちょの影響もあるのかもしれない。
かわいい響きのくせして、肌に刺さると痛い。
用心が必要である。
ぼくの叔父はむかし大工だった。
うちに仕事場があって、弟子と一緒に仕事をしていたのを覚えている。
その仕事場に行くとおがくずがたくさんあって、
木の香りがしたものだ。
幼い頃に考えていた将来の夢が「大工」だったのは、
おそらく叔父の影響だったのだろう。
算数への苦手意識で夢をやめ、
叔父の仕事場もすでになくなったが、
木材と木の香り、大工道具は一つの原風景になっている。
ところで、叔父の仕事場で上記の言葉を聞いた記憶はない。
祖母の言葉を勝手に想像しているだけだ。
そもそも、“のめっちょ”の単語を聞いた覚えがない。
のめっちょ。
言葉の響きだけでは何のことかよくわからない。
実は、「棘」や「先端の尖ったもの」を意味している。
上記の言葉を訳すと、「棘に気を付けて、ほら」となる。
実際ぼくは、よく手に棘が刺さっていたのを記憶している。
木材が多かったせいか、
おみやげに“のめっちょ”をもらってきたのだ。
その、のめっちょ抜きが痛いこと、痛いこと……。
おそらく、幼い子どもの手には激痛だったのだろう。
木材は好きだったが、のめっちょは嫌いだった。
大工の夢を見なくなったのも、
もしかするとのめっちょの影響もあるのかもしれない。
かわいい響きのくせして、肌に刺さると痛い。
用心が必要である。
うちの亡くなった祖母がよく「のめっちょ」を使っていたお陰で?自分も小さいころ使っていました。
でも、他に知っている人はあまりいなかった様に記憶しています。記憶違いかも?
何か懐かしくなりコメント致しました。
生「のめっちょ」を聞いていたのですね。
しかもご自身も使っていたという。
残念ながらぼくは一度も聞いたことがなく、
使ったこともありません。
死語になりつつあるのかもしれませんが、
いつか耳にできる日を楽しみにしています。
「ほぉ」とか「ほーん」など、いくつか種類があると思います。
ある人は、子どもに訛ってほしくなくて、言葉にかなり気を遣っているそうですが、
学校へ通うようになったら、だんだん訛ってきているそうです(笑)
先生や友だちの影響は大きいですね。