クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

2人の住職と……

2018年09月17日 | クニ部屋の本棚
2人の住職に会いました。
拙著『古利根川奇譚』のお祝い会ということで、
駅近くのイタリアンなお店でグラスを重ねました。

「住職」と言っても、昔ばなしに出てくるようなおじいちゃんではありません。
僕のひと回り上と、いくつか年下の住職です。
寺院名を出したいところですが、
許可をもらっていないので自粛。

ちょっとしたきっかけで出会った縁でした。
羽生城がつなげてくれた縁と言ってもいいかもしれません。
お付き合いをしてまだ10年も経っていませんが、
古くから知っているような感覚がします。

お店ではおいしい料理がテーブルを彩り、
ほかに置いてあることの少ない飲み物で乾杯。
ファンが多いお店です。
僕たち以外の客で店内は賑わっていました。

実を言うと、ここ最近心が情緒不安定になっていました。
ちょっとしたことが心に引っかかり、
普段ならば右から左へ受け流すのが、そうできなくなっていました。

ナイーブなときは、否定的な気持ちになってしまうものです。
他者や周囲を否定するのではなく、対象は自分自身。
元々ない自信がさらに失われ、切ない気持ちになることが多くありました。
忘れかけていた記憶なんかも蘇ってきて……。

そんなときに顔を合わせた2人の住職でした。
前向きな気持ちになれた気がします。
そんなことを気にしなくてもいい、と言ってくれたようにも感じます。

人との縁とはそういうものなのかもしれません。
心あたたかいお祝い会を開いて下さったお2人のご住職に感謝します。

なお、店内で拙著にサインを書きました。
ある書店にも僕のサインが飾られているのですが、
小学生のときに真面目に習字を習っておけばよかったと、
いまさらながら後悔しています。
コメント (2)
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