クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

書店の平台にて

2018年09月07日 | クニ部屋の本棚
拙著『古利根川奇譚』(まつやま書房)が、
書店の平台に並んでいるのを目にしました。

羽生のショッピングセンター内にある書店。
元上司から情報を得てその書店に足へ運んだら、
想像した以上のスペースをとってもらっていました。

平台は激戦区です。
かつて書店営業をしていた頃、
それは身に染みて感じたことでした。
平台はその書店の個性が現れる場所でもあります。
だから、平台に置いてもらえるありがたさはよくわかっているつもりです。
多謝です。

18歳のとき、自分の本が平台に積まれている光景を夢見たのを覚えています。
それを手にする人の姿も……。
いま思えば、十代のかわいい夢の一つだった気がします。

20代の頃、自分が手がけた本(参考書)が平台に並んだことがあります。
自分が編集に携わった本が、
ワゴンに積まれて売られているのを目にしたこともありました。

そのときどきに嬉しかったのですが、
自著となると感じ方が違いますね。
嬉しさと、気恥ずかしさと、緊張が入り交ざります。
自分の子どもがピアノ発表会や学芸会に出演する姿を見るときも、
これに似た感情になるのでしょうか。

前著『歴史周訪ヒストリア』のときもそうでした。
平台は一つのステージのようです。
ゆえに、交代も激しいもの。
長期間、平台に置かれるわけではないでしょう。
だから、平台の光景は目に焼き付けておきたいものですね。
コメント (4)
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