

全く下調べなく、ただ単に俳優陣、スタッフ全員が命がけで撮影に臨んだ、3D映像で迫力ある映像を
目の当たりにすることができる、ということ位しか情報を得ずに軽い気持ちで観に行きましたが…
登頂が目的で、全員登頂を果たしてめでたしめでたしかと勝手に思っていたのですが、
今更ですけど、実話だったんですね…

学生時代、友人のナリタと、結婚するなら冒険家、登山家、レーサーだけは絶対避けたいよねって話したことを
思い出しました…
個人的には登山には全く興味がなく、というかできれば避けたいと思ってます

なぜあんな過酷なことをするのか、登った人にしかわからないと言いますが、本当にわかりません

なので登山に関しては全くのド素人で、イッテQ登山部でイモトさんの挑戦を観ていたくらいです。
でも、色々な人達に支えられながら登頂を果たしたり、または頂上の寸前でやむなく下山の決断をしたり
する姿に、毎回感動していました

登山は、ましてやエベレストなんて、頂上に登ることが目的じゃないんですね。
3D映画でしたが、私はむしろ2Dの方が良かったと思いました。
スクリーンが小さく感じられ、色もややくすんで、そんなに迫力は感じなかった…
何より、景色を楽しむ映画ではありません。
8000mを超える世界最高峰、人間が赴くところではないと思ってしまいます

神の領域に、思惑を背負っていくべきでない。
あろうことか、極限状態の中での登山者の渋滞、設営、伝達の不備…
日常社会では当たり前のことが、エベレストではささいな原因が「死」に直接、しかも大きく結びつきます。
どうしてこれを映画化したのかな…って思いました。