〔15.1.27.日経新聞:マーケット商品面〕
ギリシャ総選挙の結果を受けて26日、商品先物市場では銅などが下落した。ロンドン金属取引所(LME)の銅先物は同日に1トン5330ドル台を記録し、前週末から180ドル近く下落した。14日の安値を下回り、約5年半ぶりの安値を更新している。
ギリシャ選挙後、ドルが対ユーロで一時強含み、ドル建て価格の割高感が意識された。「欧州景気の先行き不透明感もあり、買いづらくなっている」(みずほ銀行の吉田朋哉氏)
中国の1月の製造業の景況感指数が好不況の判断の境目となる50を下回ったことも下げに拍車をかけている。
貴金属のプラチナ(白金)も指標となるニューヨーク先物が26日の時間外取引で1トロイオンス1255ドル前後で動いた。ギリシャ選挙前から10ドル超値下がりした。
プラチナは欧州で走るディーゼル車の排ガス触媒に主に使われる。ギリシャの政局混迷によるユーロ経済圏の停滞が意識され売られた。
安全資産とされる金は、1トロイオンス1285ドル前後と横ばい圏で動いた。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、米国の利上げに向けた動きを見極めようと様子見が強かった。
ギリシャ総選挙の結果を受けて26日、商品先物市場では銅などが下落した。ロンドン金属取引所(LME)の銅先物は同日に1トン5330ドル台を記録し、前週末から180ドル近く下落した。14日の安値を下回り、約5年半ぶりの安値を更新している。
ギリシャ選挙後、ドルが対ユーロで一時強含み、ドル建て価格の割高感が意識された。「欧州景気の先行き不透明感もあり、買いづらくなっている」(みずほ銀行の吉田朋哉氏)
中国の1月の製造業の景況感指数が好不況の判断の境目となる50を下回ったことも下げに拍車をかけている。
貴金属のプラチナ(白金)も指標となるニューヨーク先物が26日の時間外取引で1トロイオンス1255ドル前後で動いた。ギリシャ選挙前から10ドル超値下がりした。
プラチナは欧州で走るディーゼル車の排ガス触媒に主に使われる。ギリシャの政局混迷によるユーロ経済圏の停滞が意識され売られた。
安全資産とされる金は、1トロイオンス1285ドル前後と横ばい圏で動いた。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、米国の利上げに向けた動きを見極めようと様子見が強かった。