〔15.1.16.日経新聞:投資情報面〕
金属加工機械大手アマダの2014年4~12月期は、連結営業利益が150億円前後と前年同期の2.9倍になったようだ。国内では設備投資意欲が持ち直す中小企業向けに販売が好調だったほか、北米は自動車メーカー向けが伸びた。円安効果も大きかった。
アマダは金属板を切断したり、穴を開けたりする工作機械を手掛ける。売上高は1900億円前後と16%増えたもよう。9カ月間の比較では、リーマン・ショック前の07年4~12月期(1996億円)に次ぐ2番目の高水準となる。
国内のほか、東欧や北欧地域の開拓を進めた欧州が2割近い増収になったもよう。北米は自動車産業を中心に板金加工機と材料搬送装置を組み合わせた自動化システムの需要が好調で、約1割伸びた。
円安も追い風だ。通期の想定レートは1ドル=98円、1ユーロ=135円。同社は対ドル1円の円安で年間約2.5億円、対ユーロで約7000万円の営業利益押し上げ効果がある。純利益は100億円前後と85%増えたもようだ。
15年3月期通期の連結売上高は前期比7%増の2750億円、連結営業利益は73%増の280億円を見込む。ただ、海外受注が昨年11月に8%減、12月に1%減と減速の兆しが見えている。4~12月期決算は2月10日に発表する。
金属加工機械大手アマダの2014年4~12月期は、連結営業利益が150億円前後と前年同期の2.9倍になったようだ。国内では設備投資意欲が持ち直す中小企業向けに販売が好調だったほか、北米は自動車メーカー向けが伸びた。円安効果も大きかった。
アマダは金属板を切断したり、穴を開けたりする工作機械を手掛ける。売上高は1900億円前後と16%増えたもよう。9カ月間の比較では、リーマン・ショック前の07年4~12月期(1996億円)に次ぐ2番目の高水準となる。
国内のほか、東欧や北欧地域の開拓を進めた欧州が2割近い増収になったもよう。北米は自動車産業を中心に板金加工機と材料搬送装置を組み合わせた自動化システムの需要が好調で、約1割伸びた。
円安も追い風だ。通期の想定レートは1ドル=98円、1ユーロ=135円。同社は対ドル1円の円安で年間約2.5億円、対ユーロで約7000万円の営業利益押し上げ効果がある。純利益は100億円前後と85%増えたもようだ。
15年3月期通期の連結売上高は前期比7%増の2750億円、連結営業利益は73%増の280億円を見込む。ただ、海外受注が昨年11月に8%減、12月に1%減と減速の兆しが見えている。4~12月期決算は2月10日に発表する。