日本株と投資信託のお役立ちノート

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(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

「妖怪ウォッチ」海外加速へ レベルファイブ日野社長に聞く 映画盛況、欧米進出も

2014年12月20日 | コンテンツ・商標
〔14.12.20.日経新聞:消費Biz面〕


 ゲームやテレビアニメで人気の「妖怪ウォッチ」の生みの親であるレベルファイブ(福岡市)の日野晃博社長は日本経済新聞社の取材で「海外でもアニメ、玩具を組み合わせて展開する」と述べ、メディアミックスで事業を広げる考えを示した。10月には韓国に進出し「欧米進出も準備している」という。20日に国内公開の映画は劇場前売り券が100万枚超売れており、来年も国内外で拡大策を進める。

 妖怪ウォッチはゲームソフトを原作に、テレビアニメや玩具など幅広く関連商品を供給している。日野社長は企画段階からメディアミックス戦略を掲げ、メダル玩具「妖怪メダル」の着想も当初からあった。

 20日公開の映画でも、前半のストーリーをあえてゲームと連動させた。「ゲームの物語を追体験することで、子どもたちが映画に感情移入しやすくするため」という。

 「妖怪ウォッチは海外でも受け入れられる。海外玩具メーカーからの評判も良い」

 妖怪ウォッチの海外進出第1号は10月にテレビアニメの放送を始めた韓国だ。今月からは「妖怪メダル」などの玩具も発売した。今後はゲームソフトなども投入する計画で「海外でもメディアミックスで展開する」という。

 水面下では欧米進出の準備も進む。日本の文化に根ざした「妖怪」のコンセプトが外国人に理解されるかがカギだが、日野社長は「まったく問題ない」と強調。「キャラクターデザインもそのまま展開する」と自信を見せた。

 「3年後、5年後に見た時、古くなっていてもいい。『妖怪ウォッチ』は社会の今を映し続けるコンテンツにする」

 日野社長は今後のコンテンツづくりについて、その時々の世相や流行を色濃く反映したものにしていく考えだ。12日に放送したテレビアニメではNHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」を意識した物語も制作した。消費者の飽きを回避することで「『ドラえもん』のような普遍的に愛される存在にしたい」と話す。

 「過去最大のヒットは予想したが、社会現象になったのは予想外」

 急速な人気の高まりでひずみも出た。「妖怪メダル」は品薄が長期化したことで、ネットなどで売買を巡るトラブルも起きた。日野社長は「ここまで足りない状況は大問題。レベルファイブが率先してコンテンツを守りたい」と述べ、関連商品を販売する企業と連携して安定供給に取り組む考えを示した。

(インタビュー詳細を電子版に▼Web刊→紙面連動)

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