(日経8/22:企業総合面)
クボタはインド市場に本格参入する。10月から農機の組み立て工場を稼働させ、現地用に開発した低価格ながら多用途に使える新型トラクターを販売する。インドはトラクターの世界最大市場だが、同社は出遅れていた。生産体制を整えて巻き返しを急ぐ考えで、2019年には同国の売上高を現在の10倍の500億円規模に引き上げる。
重い荷物をけん引できるインド専用トラクターを開発した
組み立て工場はインド中西部の主要都市、マハラシュトラ州プネ市近郊に設け、タイ子会社で生産したトラクターにタイヤや車体カバーなどを取り付ける。現地の工場や倉庫を借りて投資を抑えてスタートする。
製造するトラクターは荷物の運搬などにも使われることが多いため、重い荷物などを運べるように55馬力の高出力エンジンを搭載する。
一方で運転制御などの電子機器を減らし、販売価格は1台85万ルピー(約160万円)と、現在の主力機種より7割安くする。初年度は年1千台の生産を予定しており、19年には1万台にまで増やす。
販売が増えれば、本格的な農機工場を建設し、一貫体制にも乗り出す方針だ。あわせてトラクターの品ぞろえを充実させるほか、小麦などを収穫するコンバインなども投入していく。
クボタはインド市場に本格参入する。10月から農機の組み立て工場を稼働させ、現地用に開発した低価格ながら多用途に使える新型トラクターを販売する。インドはトラクターの世界最大市場だが、同社は出遅れていた。生産体制を整えて巻き返しを急ぐ考えで、2019年には同国の売上高を現在の10倍の500億円規模に引き上げる。
重い荷物をけん引できるインド専用トラクターを開発した
組み立て工場はインド中西部の主要都市、マハラシュトラ州プネ市近郊に設け、タイ子会社で生産したトラクターにタイヤや車体カバーなどを取り付ける。現地の工場や倉庫を借りて投資を抑えてスタートする。
製造するトラクターは荷物の運搬などにも使われることが多いため、重い荷物などを運べるように55馬力の高出力エンジンを搭載する。
一方で運転制御などの電子機器を減らし、販売価格は1台85万ルピー(約160万円)と、現在の主力機種より7割安くする。初年度は年1千台の生産を予定しており、19年には1万台にまで増やす。
販売が増えれば、本格的な農機工場を建設し、一貫体制にも乗り出す方針だ。あわせてトラクターの品ぞろえを充実させるほか、小麦などを収穫するコンバインなども投入していく。