日本株と投資信託のお役立ちノート

株や投信の運用に役立つ記事を探します。
(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

外為6/19:15時=ドル123円前半、日銀総裁会見控え小じっかり

2015年06月20日 | 為替全般
[東京 19日 ロイター]         
       ドル/円   ユーロ/ドル   ユーロ/円
 午後3時現在 123.13/15 1.1346/50 139.71/75
 午前9時現在 122.99/01 1.1370/74 139.85/89
 NY午後5時 122.94/97 1.1365/68 139.66/70

  午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅にドル高/円安の123円前半。日銀決定会合では金融政策が据え置かれたが、黒田日銀総裁の記者会見を控えて小幅なドル買い/円売りが進んでいる。

この日は、実質的な五・十日に当たり、仲値まで輸入企業のドル買い/円売りが下値を支えていた。通過後は上値が重くなったが、正午にかけては持ち直した。午後に入ると、黒田日銀総裁の会見を控えた海外短期筋のドル買いが流入し、じり高の展開となった。

東京勢の間では「10日は総裁の為替関連発言で2円超下落したが、すでにある程度修正した発言があったので、やや注目度は落ちた。週末なので、ポジション調整の口実に使われる可能性はある」(国内金融機関)との声が出ていた。

半期末を控えたドル/円スワップ取引では、ドル調達コストが高止まりしている。
ドル/円フォワード1カ月物の年率換算レートが55.62ベーシスポイント(bp)と、実際の日米金利差から42.66bp乖離(かいり)し、ドル調達コストが依然高い状況が確認できる。前日の乖離幅は42.50bp程度だった。


日銀は19日に開いた金融政策決定会合で、2016年の同会合の開催頻度を現行の年14回から8回に削減するなどの運営見直しを全会一致で決定した。関連政令を改正の上、2016年1月から実施する。
従来年2回公表していた「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」の公表を現行の年2回から年4回に増やし、1、4、7、10月の会合後に公表するとした。
為替市場では同決定に対する目立った反応は見られなかった。



<ギリシャ首相がロシアを訪問>

ユーロ/ドル は、1.13ドル半ばから後半を中心とするもみ合いが続いた。

ギリシャ支援をめぐる協議は、18日のユーロ圏財務相会合(ユーログループ)でも合意に至らず、22日に首脳らが事態打開に向けて緊急会議を開催することになった。
海外時間には、ギリシャ支援プログラムが国際通貨基金(IMF)抜きで年末まで延長されるとドイツの新聞が報じたことを受け1.1440ドルまで上昇。約1カ月ぶりの高値をつけた。

他方、ギリシャのチプラス首相は18日から、プーチン大統領を含むロシア当局者と会談するため、サンクトペテルブルグ入りしている。

ロシアのセルゲイ・ストルチャク財務次官は18日、チプラス首相の訪問は、共同プロジェクトについて協議することが目的とし、ギリシャはロシアに対して金融支援を要請しておらず、支援を提供する財源もないとした。

しかし、市場では、「ユーロ圏がこのままギリシャ支援を躊躇していれば、ロシアが出てきて政治的・軍事的に物事が不安定になるリスクがある。金融市場も不安定化するだろう」(エコノミスト)と警戒する声も上がっている。  (為替マーケットチーム)


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