〔14.12.30.日経新聞:投資情報面〕
アマダは今後2年間の利益を全て配当や自社株買いなどの株主還元に充てるとの方針を打ち出して資本効率を重視する流れをつくるきっかけになった。岡本満夫社長はこの決断を振り返り、「資本効率を高めようと考えたが、ここまで驚きを与えるとは思わなかった」と話した。
――どうして利益を全て還元しようと考えたのですか。
「2003年の社長就任から会社の規模は2倍近くになったが、課題は株価の低迷だった。その原因を探ると、お金のため込み過ぎによる資本効率の悪さが影響しているとの分析が出た」
「ちょうど国内外での大型投資も一巡した。資本効率を高めるために自己資本をこれ以上増やさないようにしようと、2年限定での100%株主還元を考えた」
――株主還元が株式市場のテーマになりました。
「正直に言って、ここまで驚きを与えるとは思っていなかった。結果的にアマダの株価は上がり、多くの企業に非効率にため込んだお金の使い道を考えさせるきっかけになった。自己資本利益率(ROE)に代表される資本効率を重視する外国人投資家は、アマダに『よくぞやった』と思っているだろう」
アマダは今後2年間の利益を全て配当や自社株買いなどの株主還元に充てるとの方針を打ち出して資本効率を重視する流れをつくるきっかけになった。岡本満夫社長はこの決断を振り返り、「資本効率を高めようと考えたが、ここまで驚きを与えるとは思わなかった」と話した。
――どうして利益を全て還元しようと考えたのですか。
「2003年の社長就任から会社の規模は2倍近くになったが、課題は株価の低迷だった。その原因を探ると、お金のため込み過ぎによる資本効率の悪さが影響しているとの分析が出た」
「ちょうど国内外での大型投資も一巡した。資本効率を高めるために自己資本をこれ以上増やさないようにしようと、2年限定での100%株主還元を考えた」
――株主還元が株式市場のテーマになりました。
「正直に言って、ここまで驚きを与えるとは思っていなかった。結果的にアマダの株価は上がり、多くの企業に非効率にため込んだお金の使い道を考えさせるきっかけになった。自己資本利益率(ROE)に代表される資本効率を重視する外国人投資家は、アマダに『よくぞやった』と思っているだろう」