[台北 23日 ロイター]
台湾経済部が23日発表した5月の輸出受注は前年同月比5.9%減少した。マイナス幅はロイターがまとめた市場予想の0.65%より大きくなり、過去2年余りで最も大幅な減少となった。4月は4.0%減だった。
地域別では、中国からの受注が11.6%減少した一方、米国からは5.2%増加した。
また、欧州、日本からの輸出受注はそれぞれ1.7%減、23.8%減となった。
市場ではハイテク需要の悪化で台湾のハイテク輸出が減少するとの見方が出ている。
弱い内容となったが、台湾中央銀行が25日の理事会で政策金利を据え置くとの市場の見方は変わらない見通し。台湾中銀は、米連邦準備理事会(FRB)が利上げに踏み切っても、ギリシャ情勢の先行き不透明感や中国経済の減速を理由に利上げを急がないとみられている。
ING(シンガポール)のエコノミスト、ティム・コンドン氏は「大幅な減少となったが、世界経済はそれほど悪くない」とし、原油安が引き続き輸出受注額の減少要因になっているとの見方を示した。
*内容を追加しました。
台湾経済部が23日発表した5月の輸出受注は前年同月比5.9%減少した。マイナス幅はロイターがまとめた市場予想の0.65%より大きくなり、過去2年余りで最も大幅な減少となった。4月は4.0%減だった。
地域別では、中国からの受注が11.6%減少した一方、米国からは5.2%増加した。
また、欧州、日本からの輸出受注はそれぞれ1.7%減、23.8%減となった。
市場ではハイテク需要の悪化で台湾のハイテク輸出が減少するとの見方が出ている。
弱い内容となったが、台湾中央銀行が25日の理事会で政策金利を据え置くとの市場の見方は変わらない見通し。台湾中銀は、米連邦準備理事会(FRB)が利上げに踏み切っても、ギリシャ情勢の先行き不透明感や中国経済の減速を理由に利上げを急がないとみられている。
ING(シンガポール)のエコノミスト、ティム・コンドン氏は「大幅な減少となったが、世界経済はそれほど悪くない」とし、原油安が引き続き輸出受注額の減少要因になっているとの見方を示した。
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