〔15.2.22.日経新聞:企業面〕
オリンパスは国際協力機構(JICA)と共同で、タイの医師向けに腹腔(ふくくう)鏡手術の研修を始める。指導役として日本人医師を派遣し、2年間で計約100人の医師に大腸がんを切除する技術などを教える。官民が連携し、日本の医療技術や機器の東南アジアへの普及を目指す。
6月から始める研修では、オリンパスの最新型の手術用内視鏡システムや電気メスを使う。タイの2つの有力病院で5回の研修プログラムを実施するほか、現地の医師10人程度を日本に呼び、より高度な研修も実施する計画。費用の一部をJICAが支援する。
オリンパスは腹腔鏡手術の関連機器を成長戦略の柱に掲げている。現在は口などから管を通す消化器内視鏡が主力で世界シェア7割を握るが、手術用内視鏡システムでは欧米勢が先行。東南アジアでのシェアは2割に届かないとみられる。タイはシェアが比較的高く、今後東南アジアで展開する上で拠点になると判断した。
腹腔鏡手術では体に開けた穴から内視鏡を挿入して、体内をモニターに映しながら電気メスなどで治療をする。東南アジアでは腹腔鏡手術が年10%を超すスピードで増加しているという。
オリンパスは国際協力機構(JICA)と共同で、タイの医師向けに腹腔(ふくくう)鏡手術の研修を始める。指導役として日本人医師を派遣し、2年間で計約100人の医師に大腸がんを切除する技術などを教える。官民が連携し、日本の医療技術や機器の東南アジアへの普及を目指す。
6月から始める研修では、オリンパスの最新型の手術用内視鏡システムや電気メスを使う。タイの2つの有力病院で5回の研修プログラムを実施するほか、現地の医師10人程度を日本に呼び、より高度な研修も実施する計画。費用の一部をJICAが支援する。
オリンパスは腹腔鏡手術の関連機器を成長戦略の柱に掲げている。現在は口などから管を通す消化器内視鏡が主力で世界シェア7割を握るが、手術用内視鏡システムでは欧米勢が先行。東南アジアでのシェアは2割に届かないとみられる。タイはシェアが比較的高く、今後東南アジアで展開する上で拠点になると判断した。
腹腔鏡手術では体に開けた穴から内視鏡を挿入して、体内をモニターに映しながら電気メスなどで治療をする。東南アジアでは腹腔鏡手術が年10%を超すスピードで増加しているという。