日本株と投資信託のお役立ちノート

株や投信の運用に役立つ記事を探します。
(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

6971 京セラ「1000億円M&Aも可能」 手元資金を活用

2015年01月17日 | 16.電気機器
〔15.1.17.日経新聞:投資情報面〕


 京セラの山口悟郎社長は日本経済新聞の取材に対し、成長を加速するため大型のM&A(合併・買収)を検討する方針を明らかにした。豊富な手元資金を活用し「1000億円以上の買収もできなくはない」と述べた。電子部品や携帯電話など既存事業は年10%程度の増収を続ける。M&A効果と合わせ、2017年3月期に連結売上高を今期予想比27%増の2兆円に引き上げる考えだ。

 14年9月末の有利子負債340億円に対し、約3000億円の現預金を持つ。山口社長は「設備投資やM&Aに使うために手元に置いてある」と説明。「会社の規模が大きくなっており、M&Aの金額も大きくなる可能性がある」とし、複合機など情報機器や通信機器分野を候補に挙げた。

 15年3月期の売上高は前期比9%増の1兆5800億円と、2期連続で過去最高の更新を見込む。スマートフォン向け部品事業は新製品投入でシェア拡大を図るほか、通信機器事業は耐久性の強い携帯電話を南米や欧州で拡販する。こうした既存事業の伸びに加えて、M&Aによる上積みで売上高2兆円を狙う。

 山口社長は「売上高を拡大しても収益性は落とさない」と強調した。コスト削減の手綱を緩めず、売上高税引き前利益率は今期予想並みの10%を確保していく考えだ。国内の収益環境が悪化している太陽光発電事業は「タイなどアジアや米国に力を入れる」とし、現状の事業規模を維持する考えを示した。 

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