昨年の生コン出荷、４年ぶり減少 工事停滞が響く

〔15.1.30.日経新聞：マーケット商品面〕
　全国生コンクリート工業組合連合会（東京・中央）が29日発表した2014年の生コンクリートの出荷量は9591万８千立方メートルで前年比1.6％減少した。前年を下回るのは４年ぶりだ。

　首都圏（１都３県）は2228万５千立方メートルで5.0％減った。現場作業員の不足などで再開発の工事が停滞したのが響いた。東北は972万６千立方メートルで前年比2.0％減った。復興関連事業で土地の整備に時間がかかり工事に遅れが出た。

　14年12月の出荷量は831万２千立方メートルで前年同月比8.0％減少した。前年割れは３カ月連続だ。