〔14.12.08.日経新聞:企業面〕
国産小型ジェット旅客機「MRJ」を開発中の三菱航空機(名古屋市)が2015年5月下旬に初飛行を計画していることが分かった。6月の国際商談を前に実績をつくり、受注に弾みをつける。
初飛行は5月29日を軸に調整しており、エンジンや制御機器メーカーなど主要サプライヤーに伝えたもようだ。6月中旬にフランス・パリで開かれる世界最大規模の航空展示会の前に、初飛行を成功させる計画だ。
MRJはこれまで日本航空やANAホールディングスなど日米、ミャンマーの6航空会社から400機強を受注(キャンセル可能なオプション含む)。初飛行後、17年4~6月に顧客に初号機を引き渡し、商用運航を始める予定だ。
MRJは08年に開発を始めたが、これまで納期を3度遅らせた。13年10~12月に初飛行を予定していたが、エンジン調達に手間取るなどし延期。15年4~6月へ変更していた。
MRJは今年10月、機体を初めて公開した。胴体に負荷をかけて安全性を評価する地上での強度試験も始めた。初飛行までの開発スケジュールにおおむねめどが立ち、サプライヤーに具体的な日取りを伝えたもようだ。
国産小型ジェット旅客機「MRJ」を開発中の三菱航空機(名古屋市)が2015年5月下旬に初飛行を計画していることが分かった。6月の国際商談を前に実績をつくり、受注に弾みをつける。
初飛行は5月29日を軸に調整しており、エンジンや制御機器メーカーなど主要サプライヤーに伝えたもようだ。6月中旬にフランス・パリで開かれる世界最大規模の航空展示会の前に、初飛行を成功させる計画だ。
MRJはこれまで日本航空やANAホールディングスなど日米、ミャンマーの6航空会社から400機強を受注(キャンセル可能なオプション含む)。初飛行後、17年4~6月に顧客に初号機を引き渡し、商用運航を始める予定だ。
MRJは08年に開発を始めたが、これまで納期を3度遅らせた。13年10~12月に初飛行を予定していたが、エンジン調達に手間取るなどし延期。15年4~6月へ変更していた。
MRJは今年10月、機体を初めて公開した。胴体に負荷をかけて安全性を評価する地上での強度試験も始めた。初飛行までの開発スケジュールにおおむねめどが立ち、サプライヤーに具体的な日取りを伝えたもようだ。