[東京 13日 ロイター]
日経平均
終値 18234.74 -203.93
寄り付き 18335.15
安値/高値 18223.8─18359.71
TOPIX
終値 1503.13 -12.00
寄り付き 1506.99
安値/高値 1499.67─1512.23
東証出来高(万株) 211524
東証売買代金(億円) 24044.47
東京株式市場で日経平均は反落した。前週末までの上昇スピードが急ピッチだったことを背景に、短期的な過熱感が広がり利益確定売りが先行。後場に入り下落幅は200円超となった。午前中に発表された9月中国貿易統計では輸入が予想以上に悪化。原油相場の急落も嫌気され、外部環境への警戒感から主力輸出株が軟調に推移した。
ファーストリテイリング が連日の下げとなったほか、ファナック 、ソフトバンクグループ も下落。3銘柄できょうの日経平均を110円超押し下げる要因となった。またトヨタ自動車 が前週末比2.4%超安。メガバンクも軟調に推移したほか、石油関連株の下げも目立った。
日経平均は9月29日の安値から前週末までに1500円強の上昇となるなど、急速な戻しをみせていたこともあり、序盤から売り優勢。こうしたなか、9月貿易統計で中国株が一時的に下げ足を強めたことも投資家心理の悪化につながった。「依然として外部環境に神経質となっており、主力大型株の上値が重い。米企業決算への警戒感もある」(岩井コスモ証券投資調査部副部長の有沢正一氏)という。
TOPIXは一時1500ポイントを割れる場面があった。後場に入り先物への売りが加速。ただ1500ポイントを割れたところでは買い戻しが入った。ファーストリテイリングの下げなどでNT倍率が低下するなか、TOPIXは「相対的に動きが強かったため、先物での売りを誘発した」(国内証券)との声が出ている。東証2部総合 は続伸。個人投資家を中心に中小型株に物色対象をシフトする動きがみられた。
個別銘柄ではジェイコムホールディングス が一時ストップ高。9日、2016年5月期連結業績予想の上方修正を発表し、材料視された。またシャープ が大幅高。同社本体に産業革新機構が出資する検討に入ったことが明らかとなり、経営再建の進展を期待する買いが入った。半面、東芝機械 が反落。9日に発表した16年3月期業績予想の下方修正を嫌気した売りが出た。
東証1部騰落数は、値上がり845銘柄に対し、値下がりが933銘柄、変わらずが122銘柄だった。 (長田善行)
日経平均
終値 18234.74 -203.93
寄り付き 18335.15
安値/高値 18223.8─18359.71
TOPIX
終値 1503.13 -12.00
寄り付き 1506.99
安値/高値 1499.67─1512.23
東証出来高(万株) 211524
東証売買代金(億円) 24044.47
東京株式市場で日経平均は反落した。前週末までの上昇スピードが急ピッチだったことを背景に、短期的な過熱感が広がり利益確定売りが先行。後場に入り下落幅は200円超となった。午前中に発表された9月中国貿易統計では輸入が予想以上に悪化。原油相場の急落も嫌気され、外部環境への警戒感から主力輸出株が軟調に推移した。
ファーストリテイリング が連日の下げとなったほか、ファナック 、ソフトバンクグループ も下落。3銘柄できょうの日経平均を110円超押し下げる要因となった。またトヨタ自動車 が前週末比2.4%超安。メガバンクも軟調に推移したほか、石油関連株の下げも目立った。
日経平均は9月29日の安値から前週末までに1500円強の上昇となるなど、急速な戻しをみせていたこともあり、序盤から売り優勢。こうしたなか、9月貿易統計で中国株が一時的に下げ足を強めたことも投資家心理の悪化につながった。「依然として外部環境に神経質となっており、主力大型株の上値が重い。米企業決算への警戒感もある」(岩井コスモ証券投資調査部副部長の有沢正一氏)という。
TOPIXは一時1500ポイントを割れる場面があった。後場に入り先物への売りが加速。ただ1500ポイントを割れたところでは買い戻しが入った。ファーストリテイリングの下げなどでNT倍率が低下するなか、TOPIXは「相対的に動きが強かったため、先物での売りを誘発した」(国内証券)との声が出ている。東証2部総合 は続伸。個人投資家を中心に中小型株に物色対象をシフトする動きがみられた。
個別銘柄ではジェイコムホールディングス が一時ストップ高。9日、2016年5月期連結業績予想の上方修正を発表し、材料視された。またシャープ が大幅高。同社本体に産業革新機構が出資する検討に入ったことが明らかとなり、経営再建の進展を期待する買いが入った。半面、東芝機械 が反落。9日に発表した16年3月期業績予想の下方修正を嫌気した売りが出た。
東証1部騰落数は、値上がり845銘柄に対し、値下がりが933銘柄、変わらずが122銘柄だった。 (長田善行)