日本株と投資信託のお役立ちノート

株や投信の運用に役立つ記事を探します。
(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

原料炭、一段と値下がり 新日鉄住金など、資源大手と合意

2014年12月16日 | 12.鉄鋼
〔14.12.16.日経新聞:企業1面〕

 新日鉄住金をはじめとする鉄鋼大手と英アングロ・アメリカンなど資源大手は2015年1~3月の原料炭価格を1トン117ドルとすることで合意した。10~12月から2ドル(1.7%)下がり、四半期ごとの交渉となった10年度以降の最安値を更新した。鉄鉱石の調達価格も下落で決着しており、自動車大手からの鋼材の値下げ要請がさらに強まる可能性がある。

 原料炭の調達では新日鉄住金やJFEスチールなど鉄鋼大手がスポット(当用買い)価格を参考に、資源大手と価格交渉する。下落は2四半期連続だ。粗鋼の主要生産国である中国で今年後半から生産の伸びが低下し、原料の需要は鈍い。一方で資源大手は原料炭を増産し、スポット価格が停滞していた。

 鉄鋼大手が15年1~3月に調達する鉄鉱石価格は10~12月より18%安い1トン70ドルに決まっている。主原料の値下がりで、自動車大手など主要顧客は10月以降の鋼材値下げを要求する見通しだ。一方で鉄鋼大手はエネルギー費用の上昇や副原料の値上がり、人手不足による物流費の上昇などで生産コストの低下幅は限定的だとして、価格維持を訴えていくとみられる。

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