日本株と投資信託のお役立ちノート

株や投信の運用に役立つ記事を探します。
(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

外為4/28:ドル119円前半でこう着、日米金融政策イベント控え取引低迷

2015年04月29日 | 為替全般
[東京 28日 ロイター]          
       ドル/円   ユーロ/ドル   ユーロ/円
午後3時現在 119.07/09 1.0880/84 129.56/60
正午現在   119.06/08 1.0874/78 129.48/52
午前9時現在 119.12/14 1.0875/79 129.55/59
NY午後5時 119.03/05 1.0888/93 129.65/69

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ変わらずの119円前半だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合を間近に控えて、実需筋、投機筋ともに動きが低迷。午後にかけてこう着感を強めた。

正午から午後3時までのドル/円は119.04─119.14円程度と、極めて狭いレンジで取引された。日米の金融政策イベントを控え、ポジションを積んでいく動きは限られたという。市場では「調整局面の中でどちらかといえばドル売りが優勢だが、118円台は本邦勢から押し目買いが出て底堅さも感じる」(邦銀)との声が出ていた。

きょうは米国で2月のS&Pケース・シラー米住宅価格指数や、4月のコンファレンス・ボード消費者信頼感指数などが発表される。弱い内容となれば早期利上げ期待が後退し、ドル売りで反応する可能性があるという。ただ、29日に米国で1─3月期国内総生産(GDP)とFOMCの結果発表を控え、「反応は限定的となるのではないか」(国内金融機関)との見方も聞かれた。

ドル/円は早朝、119.02円と小安く始まったが、実需のフローが流入し、仲値公示を挟んで119.20円まで上値を伸ばした。ただ、市場の一部でFOMCの結果がハト派寄りになるとの見方が出ており、その後の伸びは限られた。


<ユーロはバルファキス氏の交渉団内降格を好感>

ユーロは1.08ドル後半で、朝方から安定的な足取りとなった。

前日は、ギリシャのチプラス首相が、債権団との交渉に当たるチームを再編し、ユーロ圏財務相会合で激しい非難を浴びたバルファキス財務相を降格させた。これを好感した為替市場では、ユーロのショートカバーが誘発され、ユーロは一時1.0927ドルと約3週間ぶり高値まで買い戻された。

ユーロ圏当局者は「彼(バルファキス氏)の振る舞いが、ギリシャとの交渉にさらなる障害をもたらしていた。役割縮小によって障害が取り除かれる」との見方を示した。他方、別の当局者は、チーム再編が債権団の求める包括的な改革案をもたらすとの見方を疑問視した。    (為替マーケットチーム)


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