(日経9/16:アジアBiz面)
【ヤンゴン=松井基一】クボタはミャンマー最大都市ヤンゴン近郊に、農業機械の組み立て工場を建設する。世界の農機大手がミャンマーに本格的な生産拠点を設けるのは初めて。今秋にも着工し、来春以降の稼働を目指す。投資額は10億円前後とみられる。民主化後、基幹産業である農業の近代化に伴い急増するミャンマー国内の農機需要を取り込む。
工場を建設するのは、日本とミャンマーの官民がヤンゴン南東で共同で造成するティラワ工業団地。すでに同団地内に約1万平方メートルの土地を確保した。生産能力は不明だが、エンジンやタイヤなどの基幹部品を輸入して、トラクターなど主力の農機の組み立てを手掛ける。
ティラワはミャンマー国内に3カ所ある経済特区(SEZ)の一つ。同国では外資による輸入販売は原則として認められていないが、ミャンマー政府は5月にSEZ内に一定の投資を行った外資企業に対して、例外的に輸入品の卸販売を認める方針に転じた。クボタはこのほど同制度を活用して、外資で初めて輸入品の卸販売免許を取得した。新拠点を足場に農機の輸入も手掛けるようだ。
【ヤンゴン=松井基一】クボタはミャンマー最大都市ヤンゴン近郊に、農業機械の組み立て工場を建設する。世界の農機大手がミャンマーに本格的な生産拠点を設けるのは初めて。今秋にも着工し、来春以降の稼働を目指す。投資額は10億円前後とみられる。民主化後、基幹産業である農業の近代化に伴い急増するミャンマー国内の農機需要を取り込む。
工場を建設するのは、日本とミャンマーの官民がヤンゴン南東で共同で造成するティラワ工業団地。すでに同団地内に約1万平方メートルの土地を確保した。生産能力は不明だが、エンジンやタイヤなどの基幹部品を輸入して、トラクターなど主力の農機の組み立てを手掛ける。
ティラワはミャンマー国内に3カ所ある経済特区(SEZ)の一つ。同国では外資による輸入販売は原則として認められていないが、ミャンマー政府は5月にSEZ内に一定の投資を行った外資企業に対して、例外的に輸入品の卸販売を認める方針に転じた。クボタはこのほど同制度を活用して、外資で初めて輸入品の卸販売免許を取得した。新拠点を足場に農機の輸入も手掛けるようだ。