RUNNING BEAR Ⅱ

くまこの日記です。コメントは承認制とさせていただきます。

シニア優勝!

2018-09-16 21:40:41 | 全日本シニア選手権
航平君、全日本シニア個人総合優勝おめでとうございます\(^o^)/。



試合後記者会見。超色っぽい笑顔
なんですけどね。
今回、疲れ具合がそれほど感じられなくて、もう少し疲れ気味の方がより色っぽく・・・(こら!不謹慎!)

それほど今回の試合は、キレッキレのキングでした。

「みなさん長年僕の演技を見てきて、久しぶりに“あの感じ”が見られたんじゃないかと思う」“

航平君の試合後のこの言葉が、すべてを物語っていると思う。ほんと、キングはうまいこと言うなあ~。

水鳥監督の、「めちゃくちゃ調子がいい」というお言葉が聞けたときから期待は高まっておりましたが。

2班のアップが始まって。
いつもは早めに会場入りして入念にストレッチをする航平君ですが、この日はなかなか会場に姿を見せず。
サブ会場でおそらくしていたんだろうなあ~。
かなりの選手が入ってから、キングご登場~
チューブストレッチとか見たかったじょ~。
ひろコーチと同じ色のTシャツを着ているので、まるで双子のようです。
だんだん似てくるような気がするんですが(笑)。

器具のアップはつり輪から始まりました。
ここのところの試合は、アップは本当に器具をあまり触らないな~という印象が強かったのですが、昨日はリオの前のアップの感じに似ているな~となんとなく思っていました。
しっかり6種目アップするところが見られて、本当にこの時間は幸せな時間・・・
順番待ちキングは、いつも可愛いんです(*^。^*)。
でもねえ~。いつもより可愛いからカッコいい寄りだったような気がするんですよね~。たかが順番待ってるだけなんですけど。
ただ座ってるだけなんですけど。
国内試合でありながら、なぜかキングの放つオーラが国際級だったような。

そんなこんなで試合が始まります。
入場シーンのキングはいつも通り超カッコいい
今回のジャージ、ほんっとカッコいいんですよね~。
1種目目のあん馬。
同じ班の演技の選手が落下が続いて、ちょっとドキドキするムードになっていましたが、航平君のあん馬はいつも通り
セア倒立は「まっすぐ」。
旋回は美しく
腰が高くてリズミカルで、演技後半に向かうほどテンポが軽快になって。
トンフェイも、難なくこなして、素晴らしかった(*^。^*)。

D5.9  E8.650   14.550

席に戻ってつり輪のイメトレする航平君。
航平君の周り1メートルは、違う世界になってる様な、そんな雰囲気を醸し出してました。
そう、私からすると、演技の内容とか、点とかそういうこともそうなんだけど、この雰囲気こそが「あの感じ」なんです。
誰と闘うということじゃなく、孤高の闘い。
ひとつ突き抜けたところで闘っているような「あの感じ」。

2種目目のつり輪。
最初いきなり中水平?
ちょっと上がり切らなかったような感じでしたが、その後は立て直して、最後まできっちりまとめました。

D5.9  E8.4    14.3

3種目目。跳馬。
跳馬の前は、いつでも萌え袖萌えズボン
あのジャージでの萌え袖萌えズボンは、更にカッコいいです(*^。^*)。
思い出すね。南寧の時の、超胸キュンだった跳馬の前の萌えジャージ姿
ヨー2の跳ぶ前のルーティーンは、小さく前ならえ。
このしぐさもカッコよくて大好き(*^。^*)。
着地は少し動いたけれど、キレキレの跳躍だった。
何より、怪我なく跳んで、良かった~
久しぶりに見たヨー2は、やっぱりカッコよかったです。航平君のロンダード、大好きなんですけど、前向きの踏切もダイナミックでカッコいいなあ~。
ドーハで、どうしても跳びたくて、でも、跳べなくて。何しに行ったんだろう、っていう航平君のコメントがとっても切なかったけれど、そこを乗り越えて恐怖も乗り越えて、当たり前のようにやっちゃうキングにやっぱり胸キュンだった。

D5.6   E9.150   14.750

そして、4種目目。ドキドキの平行棒。
ええ。大変失礼なこと言いますけれど、いつも、平行棒、ドキドキするんです。
でもね、倒立の美しさは、年々洗練されている気がします。
何が違うかはわからない。ミリ単位の調整を。いつでも重ねているような、そんな気がします。
昨日は、ここ最近の試合の中で、いちばんどきどきしなかったなあ~。
これも、「あの感じ」の一部かな。
平行棒も難度を上げて。

D6.3   E8.7    15.000

この日、点が出て一番、「おおおお~~~!」って言ったのは、この平行棒の点を見た時。
いろいろな意味で。

そして、鉄棒です。
鉄棒はいつでもとてもワクワクしながら見られます。
絶対に落下はしないと、いつも思って応援します。
屈身コバチも、カッシーナも、コールマンも、いつも通り。ダイナミックで、高さとキレがあって、ワルツのリズムを刻んでた
着地は小さく1歩。
だからガッツポーズもなかったかな。

D6.4   E8.250   14.650

この後、1ローテ分、休憩に入りました。
ゆかの前の休憩は、航平君にとってプラスに働くのかなって思いましたけど、どうなのかな。
跳馬の横の椅子に、萌え袖萌えズボンで暖かくして座っていた航平君ですが。
また、その姿がありえないほどかっこよくてですね。
ええ。ただ座っていただけです。片足を膝にのせてね。
演技のお写真もありがたいですが、あのお姿もぜひカメラに収めていただきたいと、切に願った瞬間でした。
航平くんは演技はもちろん美しいですが、試合中は待ってる間も、イメトレしてる時も、プロテクター巻くときも、いつも美しい。
ローテ間の移動時もカッコいいので、それを映像で残せないのはもったいないです。

あ、お友達が、「ちょっと見て。」って。
航平君を見たら、いつものふみふみをしてたんだけど、ひろコーチの肩に手をかけて、(向かい合ってないですよ(笑))まあ、何とも嬉しそうに
今までは、柵とかに手をかけてやっていたのにね(*^。^*)。
ご一緒させていただいたフォロワーさんいわく、「また電車ごっこしてる~~」
もう、ツボってしまいました(笑)。
ひろコーチと航平君。最強タッグです。

最終ローテゆか。

今回、フォロワーさんのご尽力で、ゆか前の超素晴らしいお席で観戦させてい頂いて。
私史上、一番近い席で床を見た気がします。
ああ。カッコよかったな、大好きなルドルフ
1コース目でラインオーバーがあったけれど。跳ね過ぎたような感じで出てしまいました。
でも、その後はしっかり修正。
終わった時は、ちょっと疲れた感じでした。
今回、同期の齋藤君と同じ班で。
齋藤君もゆかが終わった時に疲れた~って感じでしたので、やっぱり29歳、6種目は大変なんだろうな~って思いました。

合計得点、87.75。
素晴らしいです。
NHK杯から、Dを1点上げてきました。
「難度を上げる。でも、完成度は下げない。」(byグラスゴー前の航平語録)
いつでも航平君の信念はここにあります。

すべては団体金メダルのため。
そして、個人総合も当然頭に入れてのこの落としどころになったのだなって思います。

今回の試合を観戦して、昨年の航平君は本当にきつかったんだなって、今更ながら思いました。
航平君の凄さは、もちろん勝ち続けてきたことだけど、その前に、あれほど体を酷使して怪我もあったにもかかわらず、休むことなく毎年出続けたことだと思います。
去年はプロ一年目で、練習環境も慣れなくて、リオで体も心も疲れ果てて、本当はまだ試合に復帰できる身体じゃなかったのかもしれないとそう思いました。試合後とても疲れていたのも、歳を重ねたからだと書かれたけど、まだ回復してなかったからじゃないかな。
心も体もまだ回復してなかったのに勝ってしまった。だからこそ出てしまった「地獄」という言葉。
今年は心が回復してきて、それに体もまた作り直して戻ってきて。
身体と心が一致してきた。そんな印象を受けました。
そうなった時の航平君は強い。
航平君は29歳になって、去年より1歳歳をとったけれど、確実に去年より強くなってますよね。
世界選手権がとても楽しみで仕方なくなってきました。

いま、色々ごたごたしてる体操界。
記者会見で「選手には影響ありません。練習は集中して行えています。」
言葉でそう言わなくても、試合結果でそれを示す航平君。
どこまでもカッコよくて、日本のエースだなって、また大きな矢が何本も刺さりまくった一日でした・・・。


最後に、今回お会いできた皆さま、ありがとうございました!