先週テレビを騒がせたお笑い芸人さんと女優さんの結婚会見

とてもお似合いのお二人だなあ~と思いましたが(*^。^*)。
その中で、「魔性」という言葉が、なぜか取り上げられていて。
魔性って、私の中では結構プラスイメージで、もう、ご本人の意思関係なしに天性のモテ人格、っていう感じを持っていました。
男女とか、恋愛とか関係なく、人間関係の中で、いつの間にかその人の世界に取り込まれて、惹きつけられるっていうか。
なので、あの会見を見て、ああ、そうか。世間的にはそういう解釈なのか、と、思っちゃいました。
で、ふと頭に浮かんだのが、矢内さんが北京五輪の後に書いた記事の中の、「天才小悪魔クン」という表現(*^。^*)。
この表現は、大好きですね~。
小動物みたいな可愛さ(*^。^*)。
お友達のおかげで読むことが出来た貴重な記事(感謝

)。
ちょっと、抜粋。
『結局、金メダルは大本命の楊威がさらっていったが、個人総合で日本人が金メダルを獲得したのは、'84ロサンゼルス五輪で金メダルに輝いた具志堅幸司・北京五輪体操男子監督以来、24年ぶり。かくして、個人総合で日本体操界初の10代メダリストが誕生した。ルックスが良く、年齢が若いとくれば周囲が大騒ぎするのも無理はない。所属の日体大には取材依頼が殺到。中国では、「日本体操界のイケメン」とインターネットを賑わせている。
ところが、当の本人は、「日本に帰ったら一日中寝たい」と飄々としたもの。日体大の師でもある具志堅監督以来ということで、「監督の後を継ぎましたね」と聞かれると、「継いでません。金じゃないですから。」と見事な肩透かしだ。それでいて、メダルを手にしたときの心底嬉しそうな笑顔。「これからは日本の体操界を引っ張っていきたい」という優等生的な発言をしながらも、今までのメダリストにはない小悪魔的な軽やかさがある。』
「継いでません。金じゃないですから。」
航平君らしい言葉です。
『それでも、北京での結果には2つの見方が可能だ。ひとつは順位通りの「敗北」だが、もうひとつは団体総合の最終種目でアメリカを逆転した底力は捨てたものじゃないという見方だ。2大会連続金メダルのチャンスを逸した敗北感を4年後に繋がる銀という意味付けに変える原動力になったのは、若干19歳の内村だった。ロンドン五輪での金メダル奪回はまさに天才小悪魔クンの双肩にかかっている。
「今回、手ごたえはあったけど、色が金じゃない。4年後は金になるよう、頑張りたい。まだまだ難しい技は入れられると思う。ゆか、跳馬、平行棒、鉄棒はまだ伸びると思う。」
新エースは、屈託のない笑みを浮かべた。』
矢内さん、すごいですね。この時点で読み切ってる!
でも、日本のエースになることはもちろん予測していただろうけど、世界のキングまで上り詰めるとは予想していなかったかもしれないな。
このあと、航平君は世界チャンピオンになり、ロンドン五輪前に前人未到の3連覇を成し遂げたのでした。
航平君が世界選手権6連覇しちゃったので、すごく連覇のハードル上がっちゃったけど、東京世選の時は「前人未到の3連覇!」って何度も連呼されていて、誰も3連覇した人はいなかったんですもん。6連覇なんて、考えられない数字。
小悪魔クンは、矢内さんの予想通り日本のエースになり、ロンドン五輪に挑みました。
そして、魔物と闘うのです。
そして、またステージを一つ上げて、小悪魔クンは世界のキングになりました。
「魔」という感じが付くと、なんだか悪役っぽいイメージになっちゃうのかもしれないけれど、もう誰もコントロールできないあの航平君が醸し出すオーラは、「魔」っぽいんだなあ~。
航平君の周りだけが静かに時間が流れていて、周りのみんながそれに知らない間に引き込まれてしまうようなね。
こんな記事を読みました。
105歳でCDデビュー 三味線に人生を捧げる長唄三味線演奏家・杵屋響泉 表現者としての矜持
こちら
「あのお客さんを振り向かせてやろうと思うの(笑)。なんとなくノリが悪いお客さんに対しては、そう思って演奏します」(響泉)。
「祖母は、指揮者の(ヘルベルト・フォン)カラヤンが大好きなんですけど、その指揮を観て、これを長唄に活かさなくちゃいけない、こういうのをやらなくちゃいけないって。カラヤンがタクトを振ってるのがカッコいいって言っています。テレビはスポーツを観るのが好きで、よく一緒にサッカーを観ますし、水泳も好きなようです。体操の内村航平選手がお気に入りで、あの緊張感が舞台に通じるものがあると言っています。指先まで美しくて、それを表現をしたい、憧れると言っています」(和久)。
105歳

素晴らしいですね。この、響泉さんにとって、舞台は試合ですね。
舞台に登るときに、スイッチが入って、テンションがぐっと上がる。
お布団の中でイメトレ(*^。^*)。
航平君の試合は、勝負をするという緊張感の中に、美しさに酔いしれる芸術性があって、その両方で痺れさせてくれるところが魅力。きっと、響泉さんの舞台も、そうなんだと思います。
そして、きっと、試合の後のあの超色っぽいインタビューも、絶対にお好きだと思います(*^。^*)。