くまドン旅日記

写真が趣味です。自然の風景、旅行、歴史に興味を持って撮影を続けています。

旅日記017 山陰海岸(7) 鎧駅

2014年08月09日 09時30分18秒 | 旅日記
こんにちわ、「くまドン」です。

 今回も、4月の山陰海岸の続きで、香美町(かみちょう)の海岸風景からです。餘部鉄橋(あまるべてっきょう)近くで、海岸道路が国道に接続する手前のの西川沿いに伊伎佐神社(いきさじんじゃ)があります。

 祭神は(いさなぎのみこと)です。この伊伎佐神社の始まりは不詳ですが、社伝によると、西暦706年(飛鳥時代)の文武天皇(もんむてんのう)の時代まで遡ってしまいます。

 この付近も、野鳥が結構いましたが、前にも書いたように野鳥は警戒心が強く、野鳥は素人の「くまドン」では、全く歯が立ちませんでした。
 その中で、一種類だけ、大柄で、のんびりしていて、少しは近づけ、撮影が可能だった鳥がいました。
 下の写真のイソヒヨドリ(♂)です。それでも、背景がハイ(高)コントラストでピントが合わなかったり、動きでぶれたりで、3回目の撮影チャンスの出石城(いずしじょう、兵庫県・豊岡市)で、やっと撮影に成功した写真です。

【イソヒヨドリ(磯鵯、留鳥)】
 オスは頭から背中にかけて暗い青色で、腹は赤みのあるオレンジ色です。
 名前から判断できるように、日本では磯や港など海岸周辺がメインの生息地域で、内陸部でも生息しています。
 岩場の隙間を好むので、城跡のような場所は、イソヒヨドリにとっては住みやすいようです。兵庫県の城跡で、何度も見かけました。
 さらに、都市化に順応して、生活範囲を広げ、住宅地やビルのある所で見かけることができる鳥になりました。実は東京ベイエリア(湾岸地帯)でも観察されているようです。
 他の国のイソヒヨドリの仲間は、標高2,000~4,000mの高山の岩石地帯に生息する鳥らしく、海岸地帯にいる日本のイソヒヨドリの方が珍しいのか?


 余部駅の隣の駅が、鎧駅(よろいえき)ですが、無人駅で、電車が来ない時は、誰もいない駅です。
 撮影し易いのか?テレビドラマなどの舞台に使用されたこともある駅です。

 5月のGW(ゴールデンウィーク)には、この港の上を「鯉のぼり」が一列に泳ぐことで有名な場所です。
 一番線ホーム(現在は未使用)からの眺めは最高です。

 今回は、時期が早く、まだ、鯉のぼりは泳いでいませんでした。昔、鎧駅に来た時は、GW中でしたから、鯉のぼりは泳いでいたのですが、天気は曇りと、なかなかタイミングが合いません。

 前回、餘部鉄橋が廃止になる前は、余部駅から鎧駅までの往復を電車で乗るのが流行していました。この時は、鯉のぼりはありましたが、天気は曇りでした。
 平成19年(2007年)までは、上り下り別ホームでしたが、平成20年のダイヤ改正で、海側のホームの停車設定がなくなり、単線化工事が行われ、現在では陸側のホームのみ使用となっています。

 観光客への配慮から、景観が良い海側の1番線ホームへの出入りは可能となっています。
 停車する電車の本数は少ないが、平成22年ごろに余部駅~鎧駅間に遊歩道ができたらしいです。
 (時刻表の確認が必要ですね)

 次回も、さらに東へと山陰海岸を進んでいき、香住(かすみ)地区の話となります。

(1)前回のブログは、以下の通りです。(ブログ右欄のカテゴリアーカイブで「旅日記」をクリックすると、一覧が表示され、一覧の先頭(一番下)にあるので、これをクリックしてもブログが開きます。)
 「旅日記011 山陰海岸(1) 浦富海岸の夕景」
 「旅日記012 山陰海岸(2) 居組・諸寄の漁港」
 「旅日記013 山陰海岸(3) 浜坂・城山公園」
 「旅日記014 山陰海岸(4) 御火の浦」
 「旅日記015 山陰海岸(5) 余部崎灯台」
 「旅日記016 山陰海岸(6) 餘部鉄橋」
 (ブログ左欄の「カテゴリーアーカイブ」の「旅日記」をクリックしても、先頭(一番下)に過去ブログ一覧が表示されます。これをクリックしても、見る事可能です。)

 今回は、これで終了とさせていただきます。
 くまドンのブログに訪問していただき、ありがとうございます。

 今週からお盆休みの方も多いかと思います。帰省ラッシュの混雑など大変かと思いますが、道中お気をつけて、ご無事でありますように。

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