こんにちわ、「くまドン」です。
今回は、桜田濠(さくらだぼり)の彼岸花(ひがんばな)に続いて、桜田門(さくらだもん)付近の撮影です。
下の写真は、桜田門の二の門である渡櫓門(わたりやぐらもん)を入り口側(西)から撮影した写真です。
写真には、影しか写っていませんが、右後方には、一の門である高麗門(こうらいもん)があります。
一応、イメージの補足として、桜田門周辺の地形図を載せておきます。(黄色が台地、緑・水色の順に低くなります)
「国土地理院ホームページ掲載のデジタル標高地形図画像データ(東京皇居周辺)を使用しました。」
【桜田門(外桜田門)】 重要文化財
桜田門は通称です。正式名称は、「旧江戸城外桜田門」です。桜田門は、「外桜田門」(図の赤○)と「内桜田門(桔梗門)」(図のオレンジ○)の二つがあるのでした。通常は、この「外桜田門」を桜田門と呼んでいます。(まぎらわしいですね・・・!)
最初に江戸城を造った太田道灌(おおたどうかん)の時代から、南側の出入り口になっており、防御の要でした。
江戸時代初期は、柵戸仕立ての門(柵戸は、江戸などで表通りの町境の要所に設けられた防御の門)でしたが、
3代・家光の寛永年間に、現在の侵入経路が「L字型」に曲がった桝形門(ますがたもん)が造られました。
下の写真は、桜田門の内側(東)から見た写真です。門の内側の堀も桝形に合わせて、L字型に曲がっています。
昨年、平成24年9月は暑く、彼岸花が見ごろになったのは、10/5頃の撮影だったのですが、すでに工事は始まっています。工事の資材を避けながらの撮影です。
外側の一の門である高麗門(こうらいもん)と、内側の二の門である渡櫓門(わたりやぐらもん)の二重構造になっています。二つの門の間が、直角(L字型)に曲がった桝形(ますがた)になっていて、攻撃側が、一の門を突破しても、二の門があるので前に進めず、そこで防御側から集中砲火を浴びるという恐ろしい構造です。
戦国末期以降の城に行きますと、見かける事が多い構造の門です。
(ただし、江戸城の外掘を突破されて、内堀まで攻め込まれている時点で、負け戦ではないか?と思いますが・・・)
大正12年の関東大震災で一部が破損した為、鋼鉄土蔵造りに改修されました。
桜田濠は、皇居の内堀のなかでも、水質が良い方なので、水面に水藻も見えます。
画像の奥にある土塁には、赤い彼岸花が、群生して咲いています。内堀外側とは、咲いている数が全く違います。
当然、皇居内側は立入禁止ですが、「人が立ち入らないだけで、こうも違うのか!」と考えさせる一面でもあります。
下の絵は、広重の名所江戸百景「第54景 外桜田弁慶堀糀町」(夏景)です。
前回説明したので、今回は省略させていただきます。
今回は、9下旬~10上旬に撮影した写真ですが、昨年の平成24年10月から平成25年6月まで、桜田門の保存修理工事がありました。桜田濠の保存工事も始まっていて、後日、桜田門も工事用シートに覆われてしまいました。
その為、桜田門付近は撮影不能ということで、、「くまドン版」の百景の対象外としました。
「くまドン版」では、この景を、江戸城の別の内堀の写真に使用させていただきます。
現在、工事は完了しています。
皇居外苑の南側や東側にある土塁付近には、彼岸花が奇麗に咲いている所があります。
光線状態を見ながら、皇居の東側・桜田濠・日比谷公園付近で、一日のんびり撮影するのも良いかもしれません。
桜田門を出た所の交差点には、霞が関(かすみがせき)の法務省(ほうむしょう)の建物があり、撮影ポイントです。
この建物は、西向きですので、午後が順光となります。
皇居の内堀には白鳥がいますので、撮影のアクセントになります。
夕方、日が暮れるのも早くなってきました。桜田門の屋根を入れて、日の沈むタイミングを待ちました。
夕日が沈んでから大分過ぎましたが、西の空には、まだ明るさが残っています。桜田門付近から霞が関(かすみがせき)の官庁街に向かっての撮影となりました。
この写真と逆に霞が関から描かれた広重の絵があります。
下の絵は、広重の名所江戸百景「第2景 霞がせき」(春景)です。
霞が関の高台から東方向を見下ろした絵ですが、この絵については、また別の時期とさせていただきます。
最後は、日比谷濠(ひびやぼり)を手前に入れて、有楽町(ゆうらくちょう)方面の風景です。
さすがに、この時間帯で高画質撮影(ISO100~200)になると三脚は必須です。
一番困るのは、暗くてピントが合わないことです。明るい所を見つけて、ピント位置をマニュアルで合わせ、何回かシャッターボタン半押し(AFロック)を繰り返して、やっとピント合わせ成功です。
今回は、これで終わりとさせていただきます。
今年の彼岸花の満開日は、平年並みなのか、遅いのか分かりませんが、奇麗に咲いていただけるとありがたいのですが・・・・(埼玉県の巾着田(きんちゃくだ)の彼岸花は順調に伸びて、早咲きは少し咲いているらしいです。東京中心部は気温が高いですが、あちこちで一番花が咲き始めた所もあるようです。)
9月分ブログは、9月上旬の暇な時に作成して、少し修正が残っている程度なので、問題無いのですが、やっと最近、仕事が増えてきたので、逆に他人のブログを見に行けなくなりつつあります。
(生きる為には仕方がありません。ごめんなさい)
次回は、引き続き、同じ日に撮影した日比谷公園や皇居外苑の話が続きます。
日本プログ村に参加しています。良ければ、「ポチッ」応援お願いします。(携帯からは無効ですので、不要です。)
今回は、桜田濠(さくらだぼり)の彼岸花(ひがんばな)に続いて、桜田門(さくらだもん)付近の撮影です。
下の写真は、桜田門の二の門である渡櫓門(わたりやぐらもん)を入り口側(西)から撮影した写真です。
写真には、影しか写っていませんが、右後方には、一の門である高麗門(こうらいもん)があります。
一応、イメージの補足として、桜田門周辺の地形図を載せておきます。(黄色が台地、緑・水色の順に低くなります)
「国土地理院ホームページ掲載のデジタル標高地形図画像データ(東京皇居周辺)を使用しました。」
【桜田門(外桜田門)】 重要文化財
桜田門は通称です。正式名称は、「旧江戸城外桜田門」です。桜田門は、「外桜田門」(図の赤○)と「内桜田門(桔梗門)」(図のオレンジ○)の二つがあるのでした。通常は、この「外桜田門」を桜田門と呼んでいます。(まぎらわしいですね・・・!)
最初に江戸城を造った太田道灌(おおたどうかん)の時代から、南側の出入り口になっており、防御の要でした。
江戸時代初期は、柵戸仕立ての門(柵戸は、江戸などで表通りの町境の要所に設けられた防御の門)でしたが、
3代・家光の寛永年間に、現在の侵入経路が「L字型」に曲がった桝形門(ますがたもん)が造られました。
下の写真は、桜田門の内側(東)から見た写真です。門の内側の堀も桝形に合わせて、L字型に曲がっています。
昨年、平成24年9月は暑く、彼岸花が見ごろになったのは、10/5頃の撮影だったのですが、すでに工事は始まっています。工事の資材を避けながらの撮影です。
外側の一の門である高麗門(こうらいもん)と、内側の二の門である渡櫓門(わたりやぐらもん)の二重構造になっています。二つの門の間が、直角(L字型)に曲がった桝形(ますがた)になっていて、攻撃側が、一の門を突破しても、二の門があるので前に進めず、そこで防御側から集中砲火を浴びるという恐ろしい構造です。
戦国末期以降の城に行きますと、見かける事が多い構造の門です。
(ただし、江戸城の外掘を突破されて、内堀まで攻め込まれている時点で、負け戦ではないか?と思いますが・・・)
大正12年の関東大震災で一部が破損した為、鋼鉄土蔵造りに改修されました。
桜田濠は、皇居の内堀のなかでも、水質が良い方なので、水面に水藻も見えます。
画像の奥にある土塁には、赤い彼岸花が、群生して咲いています。内堀外側とは、咲いている数が全く違います。
当然、皇居内側は立入禁止ですが、「人が立ち入らないだけで、こうも違うのか!」と考えさせる一面でもあります。
下の絵は、広重の名所江戸百景「第54景 外桜田弁慶堀糀町」(夏景)です。
前回説明したので、今回は省略させていただきます。
今回は、9下旬~10上旬に撮影した写真ですが、昨年の平成24年10月から平成25年6月まで、桜田門の保存修理工事がありました。桜田濠の保存工事も始まっていて、後日、桜田門も工事用シートに覆われてしまいました。
その為、桜田門付近は撮影不能ということで、、「くまドン版」の百景の対象外としました。
「くまドン版」では、この景を、江戸城の別の内堀の写真に使用させていただきます。
現在、工事は完了しています。
皇居外苑の南側や東側にある土塁付近には、彼岸花が奇麗に咲いている所があります。
光線状態を見ながら、皇居の東側・桜田濠・日比谷公園付近で、一日のんびり撮影するのも良いかもしれません。
桜田門を出た所の交差点には、霞が関(かすみがせき)の法務省(ほうむしょう)の建物があり、撮影ポイントです。
この建物は、西向きですので、午後が順光となります。
皇居の内堀には白鳥がいますので、撮影のアクセントになります。
夕方、日が暮れるのも早くなってきました。桜田門の屋根を入れて、日の沈むタイミングを待ちました。
夕日が沈んでから大分過ぎましたが、西の空には、まだ明るさが残っています。桜田門付近から霞が関(かすみがせき)の官庁街に向かっての撮影となりました。
この写真と逆に霞が関から描かれた広重の絵があります。
下の絵は、広重の名所江戸百景「第2景 霞がせき」(春景)です。
霞が関の高台から東方向を見下ろした絵ですが、この絵については、また別の時期とさせていただきます。
最後は、日比谷濠(ひびやぼり)を手前に入れて、有楽町(ゆうらくちょう)方面の風景です。
さすがに、この時間帯で高画質撮影(ISO100~200)になると三脚は必須です。
一番困るのは、暗くてピントが合わないことです。明るい所を見つけて、ピント位置をマニュアルで合わせ、何回かシャッターボタン半押し(AFロック)を繰り返して、やっとピント合わせ成功です。
今回は、これで終わりとさせていただきます。
今年の彼岸花の満開日は、平年並みなのか、遅いのか分かりませんが、奇麗に咲いていただけるとありがたいのですが・・・・(埼玉県の巾着田(きんちゃくだ)の彼岸花は順調に伸びて、早咲きは少し咲いているらしいです。東京中心部は気温が高いですが、あちこちで一番花が咲き始めた所もあるようです。)
9月分ブログは、9月上旬の暇な時に作成して、少し修正が残っている程度なので、問題無いのですが、やっと最近、仕事が増えてきたので、逆に他人のブログを見に行けなくなりつつあります。
(生きる為には仕方がありません。ごめんなさい)
次回は、引き続き、同じ日に撮影した日比谷公園や皇居外苑の話が続きます。
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