ばぶちの仕事しながら司法試験を突破し弁護士になりました

仕事をしながら司法試験に合格したばぶち(babuchi)の試験勉強記録+その後です。

論文予想答練民法第3回

2008年11月23日 01時27分50秒 | 民法
論文予想答練民法第3回をやりました。

今回のは基本的問題でした。


即時取得に占有改定が含まれるかという論点について。

判例・通説は否定する見解に立っています。

さて、解説を読んで疑問が。

占有改定は192条の即時取得に含まれず、現実の引き渡しを必要とします。

そして、現実の引き渡し時に善意・無過失でなければ即時取得しないとします。


たとえば、こういう事案ですね。

AがBに宝石を預けていた。しかし、BはAに無断で善意・無過失のCに譲り渡したが、CはBに、まだ預かっててほしいと言った。

その後、Cはかかる事情につき悪意となり、引き渡しを受けた。

この場合、占有改定のため、即時取得にならず、後半の現実の引き渡し時に悪意のため、即時取得は成立しない。


ここで、疑問です。

後半の現実の引き渡し時は、取引行為ではありません。
なのに、なぜ即時取得が問題になるのでしょうか????

ここがよく分かりません。またきちんと調べておこうっと。


自説は、占有改定によって即時取得は確定的に完成しないが、現実の引き渡しを受けた時に確定する。

よって、前述の事案では、即時取得をなし得ることになります。

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