庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

懐かしい古民家の風景

2016-12-20 10:03:58 | 日記・エッセイ・コラム

舞岡公園の古民家で、今では田舎でも行かないとあまり見かけなく
なった
大根干しと藁塚のある風景に出会った。

農家の軒先等に大根干しや藁塚のある風景は、いかにも日本の
晩秋から初冬を代表する、懐かしい光景の一つだと思う。。


大根干しの風景、子供の頃は干した大根をたくあん漬にしたものを、
まだ半漬かりの状態で、ボリボリと食べるのが好きだった。。

こちらは脱穀した稲藁を積み上げて作った藁塚、私の郷里新潟では
「にほ」と言っていた、機械化された現在ではコンバインで一気に刈り
取りから脱穀までやってしまうので、ほとんど見かけなくなってしまった。

子供の頃はこの藁塚で乾燥保存した藁で、かまどでご飯を炊いたり
したものだった・・・

かまどのある風景。

またこの藁を利用して、大人は草履や米俵を造ったり、子供達も
夜なべ仕事に縄をなったりして、小遣い稼ぎをやったものだった。。

藁靴と藁草履。

縄綯い機。


昭和30年代頃のまだ日本が貧しかった時代の、
農家の懐かしい暮らしの風景でした。。



 

コメント (4)
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